2022.08.26UP     結婚を機にマンション購入!
賃貸に出す際に必要な手続きとメリット・注意点について

結婚を機にマンションを購入したものの、転勤や海外赴任などの理由でやむを得ず手放すケースも見られます。
売却するという選択肢もありますが、気に入っていていずれまた住みたいのであれば、賃貸に出してみてはいかがでしょうか。
今回は、購入したマンションを賃貸に出すメリットや必要な手続き、注意点などをご紹介します。

結婚がきっかけでマンション購入!
一体どうやって賃貸に出せばよい?

結婚を機に購入したマンションに住めなくなった時に、賃貸へ出すという方法があります。
では、賃貸に出す際にどのような手続きが必要なのでしょうか。マンションを賃貸に出す場合の流れを簡単に解説します。

1.賃貸業をやっている不動産会社を探す
2.不動産会社と仲介契約を結ぶ
3.貸主が賃貸条件を提示し、不動産会社が入居者を募集する
4.入居希望者の内覧などに対応する
5.入居希望者と賃貸契約を結ぶ

契約を結ぶ不動産会社は、賃貸物件を取り扱っていて集客力のあるところを選ぶ必要があります。
集客力のある不動産会社でないと入居者がなかなか見つからず、空き家の状態が長くなってしまうからです。

購入したマンションを賃貸に出すとどんなメリットがある?
注意すべき点とは?

購入したマンションを賃貸に出して得られるメリットさまざまですが、大きな点は以下の3つです。

・空室にならない限り継続的に家賃収入を得られる
・マンションを完全に手放さなくて済む
・節税になる

マンションの場所や間取りなどによっては、高めの賃料であっても入居希望者が途切れないことも珍しくありません。
長期かつ継続した収入が期待できます。
また、マンションを賃貸に出して得られる不動産所得は、給与所得など他の所得と合算することが可能です。
例えば不動産所得が赤字になった場合は、全所得合計金額からその分を差し引けるので、
課税される所得税が安くなるのです。

さらに、手放す理由が転勤や海外赴任といった一時的なものである場合、また戻ってくる可能性もあるため、
いない間だけ賃貸に出せば戻ってきたときにまたそこに住むことができます。

ただし、いずれ戻ってくることが決まっている場合は、賃貸借契約として普通借家契約を結んではいけません。
この契約を結ぶと契約期間が満了しても、正当な事由がない限り更新を断ることができないため、
自分が戻りたいタイミングで戻れなくなります。
戻ってくる予定がある場合は、定期借家契約といった、期間満了時に契約終了となる種類の契約を結ぶのがオススメです。

また、住宅ローンが残っている場合は、融資を受けている金融機関の承諾がなければ賃貸に出せない点にも注意しましょう。
この場合は、前もって金融機関に相談しておき、あらかじめ承諾を得ておく必要があります。

まとめ

結婚後の転勤などで、購入したマンションに住み続けられなくなった場合は、賃貸に出すという方法があります。
マンションを賃貸に出すことには注意点もありますが、
継続的な収入を得られることと、将来的にまた住めることがメリットです。
始めから投資目的でマンションを購入して賃貸に出すことも、将来の資産形成としては非常に有効な方法だと言えるでしょう。
興味のある方は、不動産投資のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。