2021.12.17UP     おひとりさまの資産はいくらあれば安心?
お金の使い方と資産運用を行う理由

将来もおひとりさまでいたいと考えている方は、将来の資産面で不安になることもあるのではないでしょうか。
具体的に必要な金額は状況によって変わりますが、現在の年収や出費をもとに目安金額を算出することが可能です。
ここでは、資産運用における計算方法や将来の備えについて解説します。

資産運用にハマるおひとりさまアラサーの実態

おひとりさまの女性の場合、30歳前後で資産運用を行っている方は多くはありません。
ただし、なかには資産運用を若い段階で始めている方もいます。
働き盛りでありながら資産運用を始めている理由の多くは、将来に備えるためです。

特に、今後パートナーに頼らずに独身として生きていくと決めている方、
または現時点で結婚を考えていない方などは、
将来自分が働けなくなったときに貯蓄しておくべき資産の金額が気になるでしょう。
しかし、普段の生活で支出する費用金額によって変動するため、
おひとりさまの女性が何万円用意しておけばよいとは一概にいえません。

ただし、全体的な傾向として60代以上は現役時代と比較すると2、3割程度消費が減少しています。

下記は金融庁が公表している金融審議会市場ワーキング・グループのデータです。
”60代以上の支出を詳しく見てみると、現役期と比べて、2〜3割程度減少しており、これは時系列で見ても同様である。
しかし、収入も年金給付に移行するなどで減少しているため、
高齢夫婦無職世帯の平均的な姿で見ると、毎月の赤字額は約5万円となっている。
この毎月の赤字額は自身が保有する金融資産より補填することとなる。”

おひとりさまが考えておきたい年齢と資産運用のこと

上記のデータにある5万円というのは高齢夫婦世帯のため、おひとりさまの女性だと金額が変わってきます。
2〜3割減少した金額というのを参考に、現在の出費から老後必要な金額を目安として計算してみましょう。

年金の受取額は加入状況によっても異なり、年金機構のサイトでも見込額を試算できます。
計算が面倒な方は平均的な単身女性の受取額である10万円前後で考えてみてください。

また現在はおひとりさまと考えていても結婚するかもしれません。
もし、結婚したものの離婚となってしまうと、原則ではふたりの財産を半々に分けなければいけません。
結婚前に形成した資産は対象になりませんが、結婚後に形成した資産はふたりの資産として計算されます。
子どもが生まれていた場合や資産形成の貢献度合いが違っていると、半々にならないのが一般的です。

まとめ

必要な金額から年金見込額を差し引くとマイナスになってしまう方は、
老後までに不足分を資産形成しておくのがオススメです。
資産形成にもいくつかの方法がありますが、不動産投資なら将来老後の住居にもなり得るため、
家賃分の節約にもつながるでしょう。