2021.10.15UP     日本でがんになる人はどれくらいいるの?

ほんの少し前まで元気ににしていた身近な人ががんにかかった、というニュースを聞くと、
自分もがんにかかるのではと、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、日本人ががんで亡くなる人数や割合、かかりやすいがんの種類をご紹介します。

日本人でがんになる人の人数はどれくらい?

せっかく長生きしても、健康でなければ意味がありません。
病気をせずに健康でいるために日本人が命を落としやすい病気を知っておくことも大切です。

がんの死亡率は数ある病気のなかでも高く、厚生労働省「人口動態統計(確定数)」(2019)によると、
日本人の死亡原因の第1位は、悪性新生物「腫瘍」(がん)で、死亡数が37 万 6,425 人でした(死亡総数に占める割合は27.3%)。
これは、2018年に引き続き死因順位の第1位です。

ちなみに日本人の死因第2位は心疾患、第3位は老衰となっています。

がんの治療法は日々進化しているので、がんを患っても治療をして社会復帰をされている方は大勢いますが、
やはり日本ではがんで亡くなる方はいまだに多いのが現実です。

気管、気管支および肺のがんが最多

がんにはいくつもの種類があり、がんが発生する場所によって死亡率は異なり、性別の違いによっても異なります。
2019年の男性女性それぞれの「がん」の種類別死亡率は次のとおりです。

「がん」の種類別死亡率
・男性
気管、気管支及び肺 88.6%
胃 46.6%
膵臓 30.1%
結腸 29.1%

・女性
気管、気管支及び肺 34.7%
膵臓 28.7%
結腸  28.5%
胃  23.4%

がんは発生する場所によって症状も違うだけでなく、場所によってはかなり進行しないと症状が見られないケースもあります。
死亡率の高いがんでも早期発見早期治療により完治することも多いため、日ごろからバランスのよい食事と適度な運動を心掛け、
定期的な検診を受けておくことが重要です。

まとめ

がんになると治療費や入院費などまとまったお金が必要になるだけでなく、
大きな手術を受けると少なくとも数か月は働けなくなることもあります。
働けなくなっても安定した収入が得られるように、今から将来に備えて貯蓄だけでなく、
不動産投資などの資産形成をしておくとよいでしょう。