2021.10.08UP     2021年は火災保険、地震保険が値上がりしているって本当?

毎月の保険料の支払いは家計の大きな負担となります。
2021年には保険料を値上げした保険も少なくないため、その影響を心配されている方も多いことでしょう。
ここでは、火災保険と地震保険の値上げとその影響について解説します。

2021年1月に火災保険、地震保険の値上げ

災害が頻発すると、保険料が値上げするという傾向がある火災保険と地震保険。
とりわけ2011年の東日本大震災以降、これら2種類の保険における保険料の値上げは顕著になっています。

そんななか、2021年1月にも火災保険・地震保険の保険料値上げが行われました。
これは、保険料の目安などを判断している損害保険料率算出機構が、
2019年10月に「火災保険の参考純率を平均4.9%引き上げる」と発表したことがきっかけです。

2021年1月の保険料値上げによって、実際の損害保険会社の火災保険料は、全国平均で5.1%引き上げられました。
それに加え、これらの保険料は建物の築年数などの条件に応じて価格が高くなることが多く、
実際には平均値以上の値上げとなったケースも少なくありません。

自然災害の多い日本では、今後もこれらの損害保険料の値上げが敢行されることは十分予測されるため、
負担が長期的に生じると考える必要があるでしょう。

家計に影響する火災保険や地震保険の値上げ

もしもの時のために加入しておくことが推奨される火災保険や地震保険ですが、
その保険料の負担は毎月の家計へも大きな影響を及ぼしてしまうのです。
とりわけ2021年の保険料の値上げによる影響は、
住民税の次に家計に対して大きな負担をかけているという調査結果も出ています。

また、火災保険や地震保険の保険料は、今後も大きな災害が発生することにより値上げされる可能性が否定できません。
その点を見据えて上手に家計をやりくりしていくことが重要です。

まとめ

災害の多い我が国では加入することが強く推奨される
火災保険・地震保険は、保険料による家計への負担が大きいという側面もあります。
また、その負担は数十年にわたって生じるため、貯蓄や投資などによる資産形成をして負担軽減を図るのもオススメです。