2020.12.18UP 女性の平均寿命はゆるやかに増加中!
老後のマネープランは難しい
平均寿命が延びて「人生100年時代」となっている現代では、
自分も長生きする可能性を考えていかなければなりません。
老後の備えへの気持ちと向き合うために、まずは心の準備が必要です。
現在の平均寿命と健康寿命を知っておき、マネープランの参考にしましょう。
健康寿命と平均寿命はゆるやかに増加傾向
厚生労働省の「平成 30 年簡易生命表の概況」によると、女性の平均寿命は前年よりも上回り続けています。
平成27年:86.99年
平成28年:87.14年
平成29年:87.26年
平成30年:87.32年
一方で、健康寿命はほぼ横ばいです。
平成25年:74.21年
平成28年:74.79年
医療の発達により平均寿命は延びましたが、健康寿命との差は10年以上も差があるのです。
そのため、老後の不健康期間が長いほど、医療費が大きな負担となっていく可能性があります。
長生きも人生ではリスクの一つ。マネープランを立てる難しさ
平均寿命が延びて人生を楽しめる一方、マネープランを立てることが難しくなります。
定年後の寿命の延びが大きくなれば、老後に必要な資金は増加するからです。
例えば定年が60歳で寿命が80歳だとしたら、20年間の老後を過ごすことになります。
年金以外に月5万円上積みする場合、5万円×12ヶ月×20年で1,200万円用意しなくてはなりません。
夫婦2人分となれば、老後までに準備が必要になる資金は2,400万円となります。
老後資金を形成するためには、定年後も働ける場所を見つけるか、
働けるうちに資産形成の仕組み作りをする必要があるでしょう。
定年から5年働くことができれば、上記の積み立てが5万円×12ヶ月×5年=300万円となり、準備するお金を減らせます。
仕事から引退する年齢を遅らせる以外にも、資産形成などで収入を得る仕組み作りを整えるという方法があります。
資産形成をしたうえで老後を迎えれば慌てる必要がなく、仕事を引退した後も安心して過ごせるからです。
長生きは人生でリスクとなりうるため、今から備えておく必要があるのです。
まとめ
将来的には老後に向けて資産形成でコツコツお金を増やす仕組みを作りながら、
働けるうちは長く働いて経済的ゆとりを作ることができると、長生きリスクに安心して備えることができます。
今後も平均寿命は延びると予想されるので、健康を維持しながら老後を過ごすためのマネープランを立てましょう。