2019.02.20UP     女性は特に注意!健康寿命と平均寿命の隔たりと老後の備えの必要性

近年、日本人の平均寿命は年々伸びている傾向にあり、退職後の期間も長くなってきています。老後として過ごす期間は何年くらいあるのか、病気になったときに備えてどのくらいの貯えが必要なのかを考えてみましょう。

・女性の平均寿命

内閣府「平均寿命の推移」によると、2010年の平均寿命は男性で約79年、女性で約86年とされていて、女性は男性より6~7年ほど長寿の傾向があるようです。また、2050年では男性で約84年、女性で約90年に伸びる見通しとなっており、65歳で定年退職した場合、女性の老後の期間は25年以上に渡ると考えられます。

・女性の健康寿命

長生きするのであれば、病気などにかからず健康的な日常生活を送りたいと誰もが願うことでしょう。厚生労働省では健康上の問題がなく日常生活を送ることができる期間を「健康寿命」と定めており、厚生労働省の資料「平均寿命と健康寿命をみる」では、2010年の健康寿命において、男性で約70年、女性で約73年とされています。
女性の平均寿命は約86年ですが、健康的な生活を送ることができる期間はその内約73年となり、約13年間は入院や通院などによる医療費の出費が懸念されることになります。


厚生労働省「平成26年度 国民医療費の概況」によると、医療費は年々増加する傾向が見られています。70歳以上の1年間にかかる医療費は約81万円の2割を自己負担、75歳以上で約90万円となり1割を自己負担することになります。その場合、70歳以上の自己負担額は年間約16万円、75歳以上の自己負担額は約9万円となり、女性は健康寿命後の約13年間の医療費として約131万円を支払う可能性があります。

老後の生活資金として年金があげられますが、年金だけでは最低限の生活は可能であるものの、突然の病気に備えて貯蓄を作るのは難しいでしょう。そのため、やはり今から長期的かつ安定的な収入を確保しておくべきだといえます。定年まで仕事を続けながら定期預金などの貯蓄を心がけるのもよいのですが、特に女性におすすめしたい方法が不動産投資による家賃収入を得ることです。女性におすすめするポイントとしては、不動産の管理は不動産会社に任せることができるので時間を取られることが少なくて済みますし、本業や家庭のことに専念しやすい、ローンが組めるので初期費用として用意する金額が少なくて済む、という点があげられます。さらに、女性目線で選んだ物件は入居率が高まる傾向があるので、長期的で安定した収入につながりやすいといえます。

女性は平均寿命と健康寿命に大きな差があることから、医療費の支払いが大きくなることが予想されますので、早めに老後に向けた貯蓄を築いておく必要があります。貯蓄を築く方法のうち、不動産投資は働く女性や家庭を持つ女性が今からでも始めやすい方法といえるでしょう。