2018.12.25UP     2020年までに女性役員登用は10%を達成できるか?キャリアと育児両立の課題

■今後女性役員は増加する

内閣府は「女性リーダー育成のためのモデルプログラムの効果の調査研究(女性役員登用の閣議決定目標「2020年10%」達成に向けて)」という調査の中で、女性役員登用の割合を2020年20%に達成することを目標として掲げています。働き方改革として、女性が職場で活躍することが重要な位置づけとされていたものの、女性管理職の比率は2017年で13%と、まだまだ男性のほうが管理職の割合としては高い状態が続いています。この現状を受け、国は企業のトップの役職となる役員の女性増加を増やすことを掲げたのです。

■キャリアアップと家事育児の現状

この目標に届くほどの増加傾向とは考え難いものの、女性役員の割合は2011年目で1.4%、2017年では3.7%と増加傾向にはあります。管理職としての女性のキャリアアップも今後増えていくことになるでしょう。
しかしキャリアアップで女性の活躍の場は増えるものの、男性の育児休暇に関しては職場の理解が不足していると感じている方が多く、小さな子どものいる家庭で男性と女性の育児や家事の時間を比較すると女性が多い現状にあり、女性は男性よりはるかに多くの時間を家事育児に費やしている状況です。女性への仕事の機会を増やすといっても家事や育児の時間が減らない状態で仕事を両立することは、女性への負担が大きくなってしまいます。また出産前に役員に就任していた場合、育児休暇取得後に同様の役員の立場として復帰できるかどうかも不安として残ります。

■もしものときの対策を

仕事と育児を両立したいと考えている女性でも、こうした日本社会の現状を考えると、万が一のときの資産を用意しておくべきです。仕事での給料だけではなく、給料を生かした資産運用で貯金を増やしたり、形として資産が残るものに投資をしたりすることで、仕事と育児の両立が難しくなった場合の対策をとっておくことができます。
不動産投資であれば、ローンを利用することで初期費用を大きくかけずに投資を始めることができ、購入した物件は自分の資産として残すことが可能です。
購入した不動産の管理は管理会社にお任せすれば、直接自分が対応して時間を取られることもほとんどありません。
キャリアアップを考えているのであれば、不動産投資で資産にゆとりをもっておくことをオススメします。