2018.11.30UP     「確定拠出年金は元本割れしない」は嘘?女性ならではのデメリットとは

確定拠出年金は他の年金とどう違うのか?

●確定拠出年金とは

確定拠出年金は企業単位でも個人でも加入することができ、毎月一定額の掛け金を拠出・自身で運用する年金です。将来的に企業年金や老齢給付金・障害給付金・死亡一時金というような形で受けとることができます。

企業型の場合は、勤務先の会社がこの制度に加入することで、働いている人も加入することになります。掛け金は基本的に勤務先が支払う形になっていますが、一部を従業員が負担する場合もあり、退職後に企業年金という形で受けとることができます。

個人型の場合は自営業者や、会社が確定拠出年金を導入していない人、公務員、専業主婦も加入可能です。会社で確定拠出年金に加入していても、さらに個人で入ることが可能な場合もあります。掛け金は当然自分で支払う形になり、年末調整や確定申告することで、所得から掛け金を控除することができます。

●安定資産に分配している人が多い

運営管理機関連絡協議会が発表した2002年3月末から2017年3月末までの「確定拠出年金統計資料」を見てみると、多くの人や企業が、掛け金の大半をリスクの少ない安全資産に分配しています。リスクのない安定資産は元本確保商品で運用しているため、得ることのできる利回りが極めて低く、お金を増やしにくいという特徴があります。

●専業主婦だと節税にもならない

独身時代は企業型に加入していて、結婚し専業主婦になった女性の場合、企業型から個人型にシフトすることが可能です。しかし収入がない場合は所得税を払う必要がないため、節税に対するメリットがほとんどありません。

確定拠出年金は不動産投資との併用がオススメ!

●女性に不動産投資がオススメの理由

老後のことを考えて確定拠出年金を運用しても得られる利益は少ないため、不動産投資と併用することをオススメします。不動産投資は長期的な目で見ても将来の資産を形成することができます。不動産投資の運用は男性が行っていることが多い印象ですが、女性向きの投資と言えます。

不動産投資は女性に向いているという理由ですが、女性が好む部屋は男性にも評判がよく細部にまで注意を払う女性が物件を決める割合が高いので、女性目線で物件をチェックすることが重要になってきます。特に水回りなど、家事を行う女性ならではの目線でチェックすることで、男性では気づかない細かな点に気づきやすいという特徴もあります。

また物件の調査や下見などはパソコンで行えるので、育児や介護、仕事や家事の合間といったスキマ時間で済ませることが可能です。そのため、小さなお子さんのいる方や家族の介護をしている人でも気軽に行うことができます。

不動産投資は融資を受けることが多いですが、会社勤めをしていれば自身が融資を受けることもできますし、専業主婦やパートでもご主人の信用情報が条件を満たしていれば融資を受けることが可能です。不動産購入をご主人が、奥さんが物件の下見という形で、協力し合って不動産投資を行っている人はたくさんいます。

まとめ

確定拠出年金は個人で加入することもできますが、専業主婦など収入のない人にとっては節税効果が低く、安定資産で運用すると利益もかなり低いと言えます。確定拠出年金を運用するのであれば、スキマ時間で済ませることができ、将来の資産を形成できる不動産投資と併用し、老後に備えることをオススメします。