2023.06.06UP 不動産投資の2つの利益!家賃収入(インカムゲイン)と
売買益(キャピタルゲイン)とは?

不動産投資で資産形成をしたくても、利益が出る仕組みはいまひとつわからないという方も多いのではないでしょうか。
不動産投資における利益は、インカムゲインとキャピタルゲインの2つがあり、それぞれ特徴が異なります。
ここでは、インカムゲインとキャピタルゲインの違い、双方の利益が出る仕組みについて見ていきましょう。

インカムゲインとキャピタルゲインの違いとは?

インカムゲインとキャピタルゲインの違いについてご紹介します。

◇インカムゲイン
インカムゲインとは、特定の資産を保有し続けることで生じる利益のことです。
例として、不動産投資の家賃収益、定期預金、投資信託、株式配当などが挙げられます。
インカムゲインの特徴は、ローリスクで安定的に利益を得られることです。
そのため、堅実に資産運用したい人に向いています。

◇キャピタルゲイン
キャピタルゲインとは、保有している資産を売却したときに生じる利益のことです。
売却する資産の例としては、不動産、株式、債権、貴金属品(宝石)などが挙げられます。
キャピタルゲインは短期で大幅に利益を増やせる可能性がある一方、
元本割れのリスクも高くなるのが特徴です。
ハイリスク・ハイリターンという点で、初心者よりも投資に慣れている人に向いています。

インカムゲインとキャピタルゲインはなぜ利益が出る?

不動産投資におけるインカムゲインとキャピタルゲインの利益の仕組みを解説します。

◇インカムゲインの利益の仕組み
不動産投資におけるインカムゲインは、家賃収入のことです。
マンションやアパートの部屋を貸し出し、ローンの支払いよりも家賃収入が多くなれば利益となります。
ただし、収益=利益というわけではありません。
賃貸収益の場合、個人の給与なども含めた所得額に対して、税率5~45%の所得税が課税されるからです。

◇キャピタルゲインの利益の仕組み
キャピタルゲインは、不動産を購入したときの価格よりも、高く売却できたときに生じる利益のことです。
例えば、2,000万円で購入したマンションを3,000万円で売却できた場合、売却で得た1,000万円が利益となります。

不動産の売却で注意したいのは、不動産の取得期間によって税率が変わるということです。
不動産の取得期間が5年以下の場合は所得税が30%、住民税が9%、
5年以上の場合は所得税が15%、住民税が5%となります。
さらに、復興特別所得税として取得期間に関わらず、所得税額の2.1%が課税されるのです。

まとめ

資産形成を目的とした投資にはさまざまな方法がありますが、
投資初心者の方は株式や為替取引などのハイリスク・ハイリターンの投資はあまりオススメできません。
数ある投資の中でも、不動産投資はローリスク・ロングリターンが期待できる投資といえるでしょう。
できるだけ安全に、堅実に資産形成をしたいのであれば、不動産投資がオススメです。