2023.02.14UP マンション投資に必要な「管理費」の予備知識

マンション投資を行う際は、家賃収入が得られる一方で「管理費」という経費が発生します。
支払わない方法を検討する方もいるかもしれませんが、安定した家賃収入を得るためには必要な経費です。
今回は、管理費について詳しくご紹介しますので、マンション投資を検討している方はぜひ参考にしてください。

管理費は必要な支出である

マンション投資で発生する管理費とは、物件を維持するために欠かせない費用です。
大きく管理委託手数料と修繕積立金に分けられます。
なおトラブルによる破損の修理費などは管理費に含まれません。

・管理委託手数料
物件の管理を依頼する不動産管理会社へ支払う手数料です。
物件の管理とは、家賃集金や未払いへの催促、入居者募集や更新手続き、クレーム対応などです。
また、設備の修理費用も管理委託手数料に含まれるのが一般的です。
不動産管理会社へ管理を依頼するならば管理委託手数料は必要経費と考えましょう。

・積立修繕金
対応年数が存在するマンションにおいて、将来的な修繕に備えて管理会社へ毎月支払う費用です。
積み立てておけば修繕作業が発生しても一度に大金を負担しなくて済みます。
数百万円の作業費用を分割で前払いするというイメージです。

区分所有のマンションでは、積立修繕金の支払いを断ることはできません。
拒否していると滞納扱いになってしまい、強制執行や競売などを実行される恐れがあります。

不動産管理は専門家に任せると安心できる理由

自分で管理すれば出費を抑えられる管理委託手数料ですが、委託しないのはあまり現実的ではありません。

物件管理をすべて自分で行なうとなれば、常に入居者からの問い合わせや保守点検に対応しなければならず、
物件内の設備が故障すれば費用も発生します。
しかし、本業があると日中の対応に限界があるでしょう。
問い合わせに対応せず修繕もしなければ、入居者が離れてしまいかねません。
これでは安定した家賃収入が得られなくなります。

本業が別にある方や不動産知識が少ない方は、管理費を支払ってでも専門家へ不動産管理を依頼する方が安心です。

まとめ

不動産投資で必要経費と言える費用には、必ず発生する積立修繕金と、
不動産会社へ管理を委託した際の管理委託手数料が挙げられます。
積立修繕金は将来の大きな修繕工事にかかる出費の前払いにあたります。
積立修繕金は依頼しない選択ができるものの、時間と費用が余計にかかってしまうでしょう。
投資マンションの管理は管理会社へ依頼することをオススメします。