2022.11.29UP
不動産投資の家賃保証とは?
仕組みや注意点などを分かりやすく解説
不動産投資は安定した収入が得られるのが魅力ですが、それはあくまでも入居者がいる場合です。
空室リスクを軽減する方法としては、家賃保証がよく知られています。
ここでは、家賃保証の仕組みと注意点などについて見ていきましょう。
不動産投資における家賃保証の基本
不動産投資での家賃保証には「滞納保証」「一括借上げ」「空室保証」の3つがありますが、
注目されるのが「一括借上げ」です。
その理由は、一括借上げなら入居者の募集や物件管理までを不動産会社(または家賃保証会社)に任せられるからです。
通常の不動産経営と一括借上げの違いをご紹介します。
◇通常の不動産経営
オーナーが入居者を募集し入居者と直接賃貸契約を結びます。
家賃は入居者から受け取るので、入居者がいなければ収入もありません。
◇一括借上げ
一括借上げでは不動産会社(または家賃保証会社)がアパートやマンションなどを丸ごと借上げます。
オーナーは不動産会社と賃貸契約を結び、不動産会社から家賃を受け取るのです。
入居者の人数に関わらず家賃が決まっているので、オーナーは家賃収入が保証されるという仕組みです。
ただし、家賃は保証されても手数料が発生するため、収入は通常の8~9割となります。
なお滞納保証は家賃支払いの滞納が発生した際に業者が家賃を立て替えるサービス、
空室保証は空室時に一定の家賃を受け取れるサービスです。
一括借上げと似ているのですが、管理の点で違いがあります。
一括借上げの空室保証は入居者の募集や物件管理までをサブリースした業者へ依頼できますが、
空室保証では基本的に入居者の募集や物件管理を契約に含みません。
不動産投資の家賃保証のメリットと注意点
家賃保証には注意点もあるので、家賃保証のサービスを利用するかどうかは慎重に検討する必要があります。一括借上げにおける、家賃保証の具体的なメリットと注意点を見ていきましょう。
◇家賃保証のメリット
不動産会社が入居者を募集するので、空室の不安や滞納された場合の面倒なやり取りなどから開放されます。
通常だと入居者募集には広告費用がかかりますが、この費用も手数料に含まれております。
さらに、収入が予測できるため、銀行からの融資が受けやすいのもメリットと言えるでしょう。
◇家賃保証の注意点
一括借上げは家賃収入から不動産管理会社(または家賃保証会社)に手数料を差し引かれるので、
通常の不動産投資に比べて、収益性が低くなります。
また家賃保証額は2年に1度ぐらいで見直され、その都度減額されるケースが多いです。
まとめ
空室や滞納のリスクや面倒な入居者への対応を理由に、なかなか不動産投資に踏み切れない方も多いかもしれません。
不動産管理会社、それぞれ多種多様な不動産管理(または家賃保証)があります。
メリットだけをみるのではなく、デメリットもしっかりと把握することで
トラブルやリスクを回避することができますので、まずは仕組みや基本をしっかり理解しておくことが大切です。
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