2022.05.24UP
やっぱり一番気になる!
不動産投資は何年で回収できるのか?
投資を始める前に、どのくらいの期間で資金を回収できるかをシミュレーションしておくことはとても重要です。
資金を回収したあとは、利益として計上できるようになるからです。
ここでは不動産投資が平均何年で資金回収できるのか、そしてその回収期間の目安を知る方法などについてご紹介します。
不動産投資は平均何年で回収可能か
一般的に不動産投資における資金回収期間は、5年から10年とされています。
早く資金を回収できるに越したことはありませんが、資金回収期間が短いほどよいというものではありません。
例えば5年以内という短い期間で資金を回収しようとする場合、高い家賃を設定する、
あるいは自己資金や諸経費を抑えるといった対策が考えられます。
しかし家賃を高くしてしまうと部屋の借り手がなかなか現れず、
家賃収入が途絶えて資金がショートしやすいというリスクがあります。
一方、回収期間を10年以上と長期にした場合には、建物の経年劣化というリスクが生じます。
資金を回収する前に内部設備や外観などに大規模な修繕が必要となる可能性があるため、
修繕費用を用意しておかなければなりません。
不動産投資の資金回収期間を設定する際は、期間が短すぎても長すぎてもリスクがあることを
知っておきましょう。
不動産投資の回収の目安を知る方法
不動産投資の資金が何年で回収できるのかを知るために重要なのが指標や利回りです。指標には以下の2つが用いられます。
・CCR(自己資金配当率)
購入した物件から年間でどれくらいの収益を得られるかを表す指標です。
計算式は「キャッシュフロー(税引後利益+減価償却費-返済元本)÷自己資金×100」となります。
・PB(資金回収期間)
自己投資額を何年で回収できるのかを表す指標です。
計算式は「自己資金÷キャッシュフロー」となります。
利回りとは、1年間の収益額を投資額で割ったもので、この数字が大きいほど利回りが良いということです。
より精密な「実質利回り」を参考にすることが多いでしょう。
実質利回りの計算式は「(年間家賃収入-年間運営経費)÷物件購入価格×100」です。
資金回収期間のシミュレーションとしては、CCRを用いて算出する方法があります。
こういったシミュレーションをもとにリスクの少ない方法を考えると安心でしょう。
まとめ
不動産投資における資金回収期間の目安は5年から10年とされていますが、短すぎても長すぎてもリスクが高まります。
不動産投資を始める際は資金回収期間を事前にシミュレーションし、
最小限のリスクで回収できる期間を設定しましょう。
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