2022.02.01UP 最近よく目にする「SDGs」は投資にも関係ある?

最近、メディアなどで「SDGs」(エス・ディー・ジーズ)という言葉をよく目にするという方も多いのではないでしょうか。SDGs の取り組みが進むにつれて、SDGs関連投資も注目されているのです。ここでは、SDGsと投資との関係についてご紹介します。

サステナビリティを実現するSDGs

2015年9月の国連サミットにおいて、満場一致で「SDGs」が採択されました。SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、サステナビリティ(sustainability:持続可能性)を実現するための国際的な開発目標を指します。

SDGsを簡単にいうと、地球の自然環境や人間社会を崩壊させることなく、長期的によい状態で持続させようとする考え方です。このSDGsでは2030年をゴールとする17の目標と169のターゲットが決まっており、国ごとに目標の優先順位を決めて取り組んでいます。

ESG投資とは?

SDGs に大きく関係する投資として「ESG投資」があります。ESGとは、地球規模で解決していくべき課題を「環境」(Environment)「社会」(Social)「企業統治」(Governance)の3つの視点から行おうという考え方のことで、それぞれの頭文字をとった言葉です。

ESG投資とは、上記の視点に配慮して改革を目指す企業へ投資し、持続的な企業の成長につなげることを目的としています。2006年ごろから日本でも見られていた投資方法ですが、SDGsへの取り組みが進められている現在において投資家の間でトレンドとなっています。

ESG投資が世界的な流れとなっている理由のひとつに、そのほうが利益率か高いということが挙げられます。持続可能な世界に配慮した企業のほうが成長しています。消費者もSDGsに配慮した、クリーンなイメージの企業の商品を購入する傾向にあります。

有名企業も、発展途上国で作られたものを適正な価格で取引したり、オーガニックな商品を積極的に販売したりするなど企業のブランドイメージの向上に努め、消費者の支持を得ようとしています。

まとめ

SDGsとは、地球の自然環境や人間社会を崩壊させることなく、長期的によい状態で持続させることを実現するための目標です。近年はESG投資についても、導入している企業が増えてきています。将来の不安を減らすためにも、資産運用のひとつとして、ESGに配慮した投資を検討してみてはいかがでしょうか。