2021.12.07UP 「億り人」ってどんな人?
みんなはどんな資産をどれくらい持っている?

「億り人」という言葉を聞いたことがありますか。
株式投資などを行っている方なら聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、億り人になるためのステップや、単身世帯と複数世帯で資産金額にどの程度差があるかについてご紹介します。
早い段階から資産形成を始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

「億り人」とは

そもそも億り人とは、株式投資や暗号資産取引において何億円という単位の資産をもっている人のことを指します。
正式な投資用語ではありませんが、過去に人気となった映画のタイトルをもじって作られた言葉です。

しかし、投資の場合、億り人と呼ばれる成功者でも一夜で一気に稼いだというわけではありません。
1億円の資産をつくるまでの流れは、大まかに分けると下記の3ステップです。

1:100万円を1,000万円にする
2:1,000万円を5,000万円にする
3:5,000万円を1億円にする

実は上記のステップで一番難しいのは3.ではなく、10倍にしなければいけない1.だと考えられています。

気になる他の方の保有資産

投資を始めようとしている方が気になるのは、他の方の保有資産ではないでしょうか。
金融広報中央委員会が2019年に調査した結果は、下記の通りです。

【非保有世帯を含めた金融資産保有額】
2人以上世帯:1,139万円(中央値419万円)
単身世帯:645万円(中央値45万円)

【保有金額の多い資産】
・2人以上世帯
1.預貯金
2.生命保険
3.株式
4.個人年金保険
5.投資信託

・単身世帯
1.預貯金
2.株式
3.投資信託
4.生命保険
5.個人年金保険
※保険は掛け捨てを除いた積立の金額

世帯を問わず多いのは預貯金ですが、複数世帯は単身世帯よりも生命保険の順位が上がっています。
家庭を持つと、「自分に万が一のときに残された側の生活を守れるように」と考え、
生命保険を見直すケースがあるというのが要因です。

また、金融資産の中央値を見ると、単身世帯よりも複数世帯が多くなっているのが分かります。
3人以上の世帯も入っていることが金額を上げている理由のひとつですが、
単身世帯よりも資産形成に対する意識が高いことも否めません。
単身世帯だと「家族みんなの将来に備える」といった気持ちになりにくいかもしれませんが、
老後を安心して暮らすなら資産形成しておくことが重要です。

まとめ

億り人とまでいかずとも、将来に備えたい方はまずは100万円を1,000万円にすることを目指しましょう。
単身世帯の資産として多いのは預貯金に続き株式などですが、
資金がなくてもローンで始められる不動産投資もオススメです。