2021.11.30UP なかにはこんな投資も!
不動産に投資するJ-REITをご紹介

投資にはさまざまな手段があり、不動産投資に限定してもその方法は多岐にわたります。
そのため、自身の好みや資金額に合う方法を探してみるのもよいでしょう。
今回は「J-REIT」という不動産投資の方法についてご紹介します。

J-REITとは

J-REITのREITとは、「Real Estate Investment Trust」の頭文字をとった言葉で、
日本語だと「不動産投資信託」と訳すことができます。

投資信託という点からも分かる通り、この方法では信託の形で投資を行うため、
専門的な知識を有していない人でも気軽に投資ができるというのが大きなメリットです。

REITの手法を取り入れたJ-REITもまた投資信託の一種であり、
日本で行われているREITをJ-REITと呼ぶと解釈すると分かりやすいでしょう。

REITという投資手法には、1960年にアメリカで考案され、1990年代に急速に広まったという背景があります。
一方、日本においては2001年に市場が整備されるまで一般的ではなく、
比較的新しい投資手法のひとつだと言えるでしょう。

J-REITは投資家から資金を集めて不動産を運用し、
それによって得た賃料収入などを元に投資家に分配するという仕組みになっています。
現行のJ-REITでは1万円から投資をすることが可能です。

J-REITのメリットとデメリット

J-REITは、1万円からの少額投資が可能である点が大きなメリットです。
投資額が少ないとリターンも少なくなりますが、投資の流れやコツを少しずつ学んでいくことができるでしょう。
そのため、まずは慣れることを重視して投資を行いたいという初心者の方にもオススメです。

また、J-REITは投資信託であることから、プロが運用をしてくれるという点もメリットだと言えるでしょう。
不動産投資に関する知識がない、あるいは今後も専門的な知識を身につけるつもりはないけれども投資をしたい
という方にもJ-REITはオススメです。

一方、J-REITも株式などを対象とする一般的な投資と同様に価格が下落し、
損失が出てしまうことがある点はデメリットだと言えます。
よって、投資信託だからといってその安全性を過信せず、
最低限の情報は集めた上で始める必要があるでしょう。

まとめ

J-REITには他の投資方法と同様にメリット・デメリットの両方がありますが、
初心者が手を出しやすいという点では大変魅力的です。
これから不動産投資を始めるという方は、まずはリスクの少ないJ-REITからスタートし、
少しずつ不動産投資全般にも手を広げてみてはいかがでしょうか。