2021.11.02UP 【不動産投資にかかる維持費用】マンション経営で継続的に支払うお金と支払いタイミング

不動産投資というと物件代金をはじめとした初期費用ばかりに目がいきがちです。
しかし、不動産投資の運用にも費用がかかるため、失敗してしまう方も少なくありません。
今回は、不動産投資にかかる維持費用について解説します。

意外と忘れがちな維持費用

不動産投資を行う際には、定期的に発生する維持費用のこともよく考える必要があります。
国土交通省が行った調査によると、賃貸物件の運営における1か月の管理費の平均は10,661円であり、
戸数が少ない物件や高層マンションの場合、この金額はさらに5割ほど高くなるからです。

また、賃貸物件を運営する場合、修繕積立金による負担が発生することも忘れてはいけません。
国土交通省ではこの平均額に関して、月/戸当たり10,783円というデータを発表しています。

賃貸物件は固定資産税の課税対象にもなることから、その負担も維持費用に含めて考えるとよいでしょう。
固定資産税の納税額は「固定資産価格の70%程度を基準としたその1.4%(70%×1.4%=0.98%)」と決まっており、
詳細な金額を算出しておくのがオススメです。

不動産投資で失敗しないために維持費は多く見積もりましょう

各費用の詳細な金額を個別に算出しておけば、
マンション経営における大まかな維持費用を把握することは十分に可能です。
しかし、不動産投資で失敗しないためにはこれらの維持費用を多めに見積もっておくことも不可欠だと言えます。

これは、不動産投資が長期間にわたって行うことが多く、
その過程で生じる周辺環境や家賃相場の変化が維持費用に大きな影響を与えることが想定されるからです。
万が一の事態に備えて多めに維持費用を見積もっておけば、
想定外の事態が発生したとしても柔軟に対応できるだけでなく、
安定した収益を上げ続けることができるでしょう。

まとめ

不動産投資を行う上では、運用にかかる費用が発生することも想定しておくとよいでしょう。
また、物件の維持費用は多めに見積もっておくことも重要です。
これから不動産投資を始める場合は、予算に合った物件を探してみてください。