2020.12.22UP いまと昔は預貯金のしやすさが違う!日本はそれでも預貯金が増え続ける

財務省による家計の金融資産や負債に関する調査では、
日本の一世帯あたりの平均金融資産額は緩やかに上昇していることが分かっており、
全体として貯蓄を重んじる傾向があると言えます。
金融資産額が増えている背景には、どのようなことが考えられるのでしょうか。

日本人の預貯金志向を促進させたものとは?

金融庁が行った家計金融資産に関する調査結果によると、
我が国では家計金融資産にあたる約1,700兆円のうち52%の約900兆円が現預貯金となっていることも報告されています。
先に挙げた調査からも分かるとおり、日本人の預貯金志向は年々強くなっていると言えます。

日本人の預貯金志向が強い背景には、元来日本では終身雇用が当たり前で長期にわたって
収入が安定していたいこと、社会保障が充実していたため確実に預貯金をしていくことができた、
という事実が大きく関係しています。

近年では社会情勢にも変化が生じており、預貯金に対する考え方も改めるべき時期に来ていると言えるでしょう。

日本人が預貯金を重んじる理由

日本人には預貯金を重んじるその根底には「いざというときの備え」として
お金を溜めておくことが重要であると考える傾向にあります。

とりわけバブル崩壊やリーマンショックなどの大きな社会混乱が生じた際には、
預貯金をしておいたことで難を逃れたという人も少なくありません。
このような社会混乱を経験し、時を経るごとに預貯金をすることの重要性を実感する人が多くなったことも、
日本人の預貯金志向に拍車をかけたと言えます。

また、未婚率の上昇や平均寿命の上昇などから、
老後に備えて今からできるだけ預貯金をしておきたい、という単身者も増えているようです。

現代における預貯金の問題点とは?

かつてはお金を銀行に預けておくだけで利息によって預貯金が増えるというメリットがありました。
しかし、昨今では金融機関における利率も大幅に下がり、
ただお金を預けているだけではほとんど預貯金を増やすことはできません。
大手銀行で定期預金をしても、年利0.02%ほどというのが現状です。

こうした事情から、現代においては「預貯金をするだけではお金はほとんど増えない」ということを加味した上で、
預貯金に対する考え方を改める必要があります。

まとめ

以上のように、昨今では預貯金をすることによるメリットがかつてに比べると少なくなりつつあり、
利息が大幅に減ったことで預貯金に関する対価が期待できなくなりました。
現代では預貯金するだけでは増えないのですから、収入の少ない人ほどお金を貯めるだけでなく、
投資などにより増やすことを重視する考え方が大切になってくるでしょう。