2020.08.25UP 生命保険の保険料収入は減少傾向!保険料の支払いに充てられる金額が低下する時代にとるべき手段を考える
万が一に備える手段として一般的なのは生命保険です。
しかし、家計に対して保険料の支払いに充てる金額は減少傾向にあります。
ほかに、万が一の時に備える手段はあるのでしょうか。
生命保険会社の保険料収入は減少傾向
金融庁の「平成 28 事務年度 金融レポート」によると、国内生命保険市場では、
生命保険会社の収入保険料と生産年齢人口世代の総所得には相関関係があるとされています。
実際に収入保険料は1990年代半ばをピークに下落傾向にあります。
少子化によってさらに生産年齢人口の総所得は減少することが見込まれていることから、
収入保険料はさらに減少していくことが予想されているのです。
家計に占める生命保険料の割合は低下
同じ資料によるデータで、家計の月辺りの実収入に対する保険料の割合の推移を見ていくと、
家計の実収入が伸びない中で、
保険料の支払いに充てられる割合が右肩下がりで低下傾向にあります。
生命保険に加入していても、満足できる保険金が支払われる時代ではなくなりつつあるため、
保険料に充てる割合が低下していることが推察されます。
不動産投資は生命保険代わりになり、資産形成も図れる
生命保険のうち、定期タイプは掛け捨てであり、保険料をいくら支払っても、契約期間が終了すると保険金は支払われません。
一方、終身タイプは一生涯保障が続くものの、保険料が高額です。
そこで、生命保険と似たような効果が得られる投資手段としてオススメなのが不動産投資です。
不動産投資は投資対象となる不動産の購入にあたって、
金融機関からローンを借りる場合、通常、団体信用生命保険に加入します。
契約者に万が一のことがあれば、ローンの残債は保険金で返済されるため、
家族に不動産を資産として遺すことができます。
そのまま物件を所有し続ければ、家族は賃料収入を得ることが可能です。
特に女性は高寿命化していますが、
長期にわたって安定した収入が得られる不動産投資であれば、老後資金にも充てられます。
つまり、不動産投資は生命保険代わりになるとともに、資産形成を兼ねることができるのです。
まとめ
生命保険は保険料に対して満足できる保険金が得られにくくなっていることが家計に占める保険料の割合の低下につながっていると推測されます。
不動産投資なら生命保険代わりになるとともに、資産形成の手段としても有効です。
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