2020.02.20UP リバースモゲージは老後の生活の救世主になるのか?生活水準を落とさないためにできる対策は?

退職後の生活資金を確保するうえで、毎月支給される年金や預貯金だけでは不十分なケースも少なくありません。リバースモゲージは土地や住宅などの不動産を持っている方に適した資産形成方法のひとつとして注目されていますが、デメリットもあるので、その特徴を把握したうえで活用する必要があります。

リバースモゲージの特徴

そもそもリバースモゲージとは、住宅や土地などの不動産を担保として毎月融資を受けられるものです。契約者が死亡すると、融資を受けた金額は、担保としていた不動産を売却する形で返済するという仕組みになっています。

リバースモゲージは取り扱いのある金融機関で契約を交わすことができます。この取扱金融機関の数は平成19年以降右肩上がりで増加しており、平成29年には62の金融機関が取り扱うようになりました。

また、リバースモゲージは利用者数が増加しているという特徴もあり、例えば東京スター銀行のリバースモゲージ利用者の累計人数は、平成28年に6,000人を突破したというデータも出ています。

リバースモゲージのメリット・デメリット

上述したとおり、リバースモゲージは保有している不動産を担保として融資を受けられるので、例えば持ち家に住んでいる方であれば、自宅を売却することなく融資を受けられるという点は大きなメリットと言えるでしょう。また、住宅ローンなどと比較しても利用条件が緩く、融資を受けやすいという点もリバースモゲージのメリットです。

一方、リバースモゲージによって融資を受けられる金額には限度があり、契約者が長生きした場合、亡くなる前に融資限度額に達してしまうというリスクがあります。また、金利の上昇や不動産価格の下落によって限度額が見直されることもあり、これらは大きなデメリットと言えるでしょう。このほか、相続を見据えての利用が必要なうえ、利用できる住宅に制限があるという点もデメリットとして挙げられます。

まとめ

不動産を財産として残し、子どもに相続させたいという方や、長生きした場合、リバースモゲージはむしろリスクのほうが大きいと言えます。したがって、これらの条件に合致する方は、死亡後に自宅を売却しなければならないリバースモゲージに頼るのではなく、自力で資産形成をし、老後資金も自分で確保していくことが重要です。その点、不動産投資は入居者がいれば安定した家賃収入が入るので、老後のための資産運用方法として検討してみてはいかがでしょうか。