2019.08.13UP 預金だけではバカを見る!インフレリスクと厚生年金減少に備える方法

現在就労している方は、年金の掛金を収めることが義務づけられています。しかし、最近では「国の年金が破綻する」可能性について様々な議論が展開されていますが、年金が今後目減りするという事実は否定できません。今回は、そのようなリスクを考え、それに備える方法を紹介します。

預金では将来の備えにならない?

今後もし、長期的なインフレが続いた場合、食料やエネルギーの大半を輸入に頼っている日本への影響は大きいと予想されます。例えば年率1%の物価上昇が続くと、現在1万円の物は30年後に約1万3,500円になります。

また、銀行などの金融機関(金利0.01%)に1万円を預けても、30年後に受け取る利息(税引き後)はたった20円程度なので3,480円ほど損していることになってしまうのです。そしてこの額は、預貯金額が大きいほど差がつくことが分かります。
バブル期のように、物価が上がらなければ、利息が付かないとしても貯えがあればいい、という考えは成り立たなくなってしまったのです。

厚生年金が実質的に目減りする可能性が高い

冒頭にも触れたように、会社員や公務員が加入している厚生年金は、厚生労働省の試算によると、目減りする可能性が高いと報告されています。実際どのくらいかというと、現役世代の平均手取り収入に対しての年金給付額(所得代替率)は2014年度に62.7%でしたが、2043年度には50%程度まで下がり、2050年度も同水準が続きます。

物価の変動を加味すると、購買力は変わらないのでは?という見方もありますが、現役世代の手取り収入との差が今より広がるため、年金は減ると考えるのが無難です。

自分の資産を守るためにも今から準備を

以前は、引退後も年金により生活できたかもしれませんが、ここまで述べてきたように、それは難しくなることが予想されます。その為、早い段階からの対策が急がれます。その他方法として、資産形成があります。

資産形成にはいろいろな方法があり、株式投資、投資信託、不動産投資が挙げられます。中でも不動産投資は、毎月、家賃収入が得られ、ローン返済後は実物資産となります。また、基本的には株などのように、チャートを追う必要もなく忙しい方でも出来る資産形成の一つです。

まとめ

厚生年金が、今後実質目減りしていくことを紹介しました。昭和の時代と同じ考えでは、いざ引退したときには生活する術を失ってしまうことも考えられます。そのためには、早い段階からの資産形成が必要です。様々な資産形成方法の中でも時間にゆとりを持ち、安定した収入を得ることができるものとして不動産投資を検討してみてはいかがでしょうか。