2019.06.14UP 不動産投資に必要な自己資金は物件の10%!融資を受けやすくする方法

新たな資産を作るために不動産投資を検討される方が多くいますが、数千万円以上の資金が必要になるため、ほとんどの方がローンを利用しています。

けれども、これから不動産投資を始めようとしている人の中で、「自己資金はどの程度用意すれば良いかわからない」と言う声も少なくありません。

そこで、ここでは不動産投資に必要な自己資金や、融資を受けやすくする方法について解説していきます。

不動産投資に必要な自己資金

不動産投資をするためには、自己資金が必要になります。

自己資金は、「ローンで物件購入するために必要な頭金」と「火災保険料・不動産所得税などにかかる諸費用」を合わせた金額。

一般的には、自己資金は物件価格の10%、現金300万円以上を用意しておくのがベターだと言われています。

自己資金が0の場合でも、フルローンを組むこともできます。
しかし、融資の条件が非常に厳しくなったり、返済のやり繰りが難しくなったりする可能性が高いので、現実性がありません。

自己資金はしっかりと用意しておく方が良いでしょう。

融資を受けるのによくある悩み

過去に投資をしたことのある経験者の中には、融資に関して以下の悩みを持っている人が多いです。

・提示される金利が高い
・転職回数が多く、審査でNGを受けてしまった
・年齢が高いため、融資を受けられなかった

金融機関が審査で着目するポイントは「依頼者に本当に返済能力があるのか?」という点。

転職回数が多いことや年齢が高いことは、融資を受けるうえでマイナスポイントとなってしまいます。
これらの対策として必要になるのが、自己資金の確保と融資の相談をする際に必要不可欠なコツです。

自己資金の貯め方

自己資金を貯めるための方法をお伝えします。

それは毎月何にお金を使っているのかを把握し、コストカットできる所がないか見直すこと。

飲み会やギャンブルのほか、自分の趣味にお金を使う割合が多くなっていませんか?
趣味に一切お金を使わないというのは難しいかもしれませんが、毎月の飲み会の頻度を4回から1回に減らすだけで、出費を減らせるでしょう。

また、生活に必要不可欠な固定費に関しても見直しが可能です。
例えば、スマートフォンを格安SIMに変更したり、電力・ガス会社のプランを変更したりするとコストカットができます。

融資の受け方

金融機関からすれば、融資は全く知らない依頼者にお金をわたすこと。
当然、融資する価値があるのか厳しい目で様々な視点からジャッジします。

融資を受けやすくするためにも、「自身の経歴」や「事業計画」といった情報を自分から先に提示しておくと良いでしょう。

①自己紹介資料作成

金融機関に「自分はどのような人間か」をアピールする必要があり、提示しておくべき個人情報は以下の通りです。

・勤務先
・勤務年数
・仕事内容
・現在の年収
・貯蓄状況

これらの項目を職務経歴書などにまとめておくとよいでしょう。

②事業計画

自分がどのように不動産投資を進めていくかを理解してもらうために、事業計画を作りましょう。
用意しておくのは以下の情報です。

・物件の概要書
・間取り図
・写真
・事業計画書

「どのような視点で物件を選んだのか」、「入居者の入る見込み」、「返済シミュレーション」を記載するのがポイントです。

また、自己紹介資料・事業計画を金融機関の担当者にプレゼンしておくと、融資した時の具体的なイメージがつきやすくなるため、融資を受けられる可能性も高くなります。

まとめ

今回は、不動産投資に必要な自己資金の金額と、融資を受けやすくするために必要な方法についてお伝えしました。
自己資金0の状況からフルローンで物件を購入することは、融資のハードルを高くしています。
そうならないためにも、物件価格の10%程度の自己資金を用意するほか、自己紹介資料や事業計画を具体的に練って融資の準備をしておくと良いでしょう。
また、区分マンションであれば、頭金が10万円から始められます。ぜひご自身の状況に合わせて不動産投資を行なってください。