2019.05.31UP アパートローン失速の理由と対策|トラブル回避で賢く投資!

アパートローンをめぐって様々なトラブルが発生したことで、近年ではアパートへの投資が消極的になってしまっています。
トラブルが起こり得るというのは確かにマイナス要素ではありますが、アパート投資は果たして愚策なのでしょうか。
今回は、低迷するアパート投資の実情やアパートローンにまつわるトラブルを解説するとともに、そうしたリスクを回避する賢い投資の方法を解説していきたいと思います。

アパート投資への融資姿勢が低迷

近年、アパートへの投資は失速の傾向を見せています。
その証拠に、「個人による貸家業の設備投資」への新規貸出額が減少しています。
2018年第4四半期の「個人による貸家業への設備投資」への新規貸出額は、5.9兆円でした。これは、前年の同じ時期と比較して、14.3%も低下しています。
新規貸出額の低下傾向は、2017年から続き、2017年第1四半期以降8期連続で減少しているのです。

※日本銀行「貸出先別貸出金」より作成
※日本銀行「貸出先別貸出金」より作成
こうしたアパート投資の失速の一因は、アパートローンのトラブルにあると考えられています。

アパートローンの相次ぐトラブル

アパート投資低迷の原因とも言われているトラブルには次のようなものがあります。
・「レオパレス21」の界壁施工不備問題
遮音性や防火性能が求められる界壁(アパートの戸境の壁)の施工に不備が発見された問題です。
・「スルガ銀行」の不正融資問題
投資用不動産に関する不正融資が取り沙汰され、大きな問題になりました。

こうしたトラブルが相次いだことで、アパート投資は低迷してしまったのです。

ワンルームマンション投資がオススメな理由

アパート投資のトラブルを回避するには、
・物件の取得価格が高いこと
・修繕に多額の費用を要すること
・郊外に位置している場合が多く、空室リスクが高いこと
・アパートの収益価格と取得費用に隔たりが生じる可能性があること
を理解する必要があります。

初期費用で発生する仲介手数料や登録免許税は売買価格によって増減しますが、火災保険料に関しては、一般的にマンション投資と比較し壊れやすいと考えられるアパートへの投資の際に加入する保険料は3倍程度高くなる場合があります。こうした点を踏まえると、住居用の物件の耐用年数が22年とされる木造アパートに比べ、47年とされる鉄筋コンクリートのワンルームマンションの方がリスク回避という点ではより賢い投資方法といえそうです。

アパート投資を考えている方には、より耐用年数が長く、自己資金が少なくても始められるワンルームマンション投資がオススメといえるでしょう。

まとめ

レオパレス21やスルガ銀行のトラブルもあって、アパート投資は下火になっています。
現に2017年以降は、「個人による貸家業の設備資金」への新規貸出額が下落傾向を見せています。
アパート投資に存在するトラブルのリスクを回避するためには、ワンルームマンション投資がオススメです。