2019.02.01UP J-REITから見る不動産投資の安定性

投資運用を考えているとなると、株やFXから不動産投資まで幅広く調べる人が多いでしょう。不動産投資に特に興味を惹かれるならJ-REITという言葉を聞くかもしれません。J-REITは不動産投資に似た投資商品です。不動産投資は安定した投資商品なのか、J-REITの数値から見てみましょう。

安定した投資商品は少ない

将来的に資産を増やそうと思った場合、資産運用をすると効率的にお金が増やすことができます。日本の預貯金の金利はゼロに近いので、銀行にお金を預けてもほとんど利息はつきません。お金を増やそうと思うならば、多くの方は何か良い投資先はないか探すことでしょう。

しかし一般的に出回っている中で、安定した投資商品は少ないものです。安定している、つまりは損失を少なくして、利益を確保していく投資ということです。株やFXが代表的な投資商品と言えますが、損失を出して撤退する方が多く、安定しているとは言い難いです。安定して投資しようと思うならば、投資先は限られます。

日経平均と比較するとJ-REITの利回りは高い

投資先というと、不動産投資も1つです。似たような投資商品としてはJ-REITがあります。これは投資法人や投資家からお金を集めて、その資金で不動産投資を行い、家賃などの利益を投資家に還元する方法です。いくつも銘柄があるので、投資家は投資する銘柄を選べます。

日経平均と比べても、J-REITの利回りは高く、2017年の数値を見ると、日経平均配当は平均1.7%に対し、J-REITは4%です。割安かどうかを示す指標であるNAVを見ても、不動産投資情報ポータルサイトの数値を見ても、0.8~1.1ぐらいの数値を保っています。住居用REITについても、安定した数字を残す所もあります。J-REITは安定しており、つまり不動産投資は安定した投資先と言えます。

不動産投資はリスクが低い

J-REITは安定した投資商品ですが、リスクも存在します。銘柄として上場しているので、上場廃止になる可能性があり、投資法人自体が倒産したこともありました。そうなると投資家への収益はゼロです。また利益を投資家に還元しているので、還元率の変動も考えられ、受け取れる利益は少なくなるかもしれません。この点不動産投資であれば、投資物件を確保して家賃などのお金が発生するので、収益が途絶える心配はありません。また投資した物件から出た利益は、100%投資家の利益です。

まとめ

投資商品はいくつもありますが、安定した利益を出す投資先は少ないといえます。しかしそんな中でも不動産投資は安定しやすく、J-RIETの数値を見ても安定していることがわかります。安定した投資先を探しているならば、不動産投資はおすすめと言えるでしょう。