2018.11.13UP タンス預金はリスク大!お金は眠らせずに不動産投資で運用して増やそう!

タンス預金とは、現金を金融機関に預けることなく、自宅で保管することです。「タンス」預金と呼ばれますが、自宅ならタンス以外のどこで保管してもタンス預金ということになります。

日本では金利が低下しており、ペイオフ対策のためなどにタンス預金をする方が増えていて、その総額は40兆円ほどあるともいわれています。ただ、タンス預金にはメリットもデメリットもあります。

タンス預金用の金庫が大人気

ペイオフ対策や相続税対策など、目的はさまざまですが、タンス預金の人気に伴って、タンス預金用の金庫の売り上げが増加しているようです。しかし、タンス預金に対する間違った思い込みがいくつかあり、リスクも大きいといえます。

タンス預金は、火災によって燃えてしまっても全額補償の対象にはならず、窃盗のリスクもあります。実際、警視庁によると侵入窃盗は2016年で44,204件、同様に住宅火災は11,354件起こっています。

また、ペイオフとは銀行が倒産した際に1,000万円までの元本と利息までは保証するものの、それを超える金額の保証はできないという制度で、タンス預金でなくても他の銀行に預け分けすることで対策はできます。さらに、相続税対策としてタンス預金をしていても、税務署には強い調査権限があるので、いずれ知られてしまいます。

ちなみに、配偶者に秘密の現金を、いわゆる「へそくり」として自宅に保管している方は男性より女性に多く、金額も男性より女性のほうが大きいというデータがあります。
(※参照元①:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000228.000008962.html
  参照元②:http://tonarinokakeibo.com/post-4162/)
配偶者に対する不信感や、配偶者が先だったあとの備えのためなどが理由のようです。

銀行に預けてもお金は増えない?!

マイナス金利というと、銀行に現金を預けても金利がマイナスになって目減りしていく、というイメージを持ってしまう方も少なくないでしょう。しかしこのイメージは間違いで、マイナス金利政策とは、各金融機関が日本銀行にお金を預ける際の金利がマイナスになるという政策です。これは、金融機関が日本銀行に預けるより、企業や個人に融資するほうが利益を得られるようになり、お金が市場に出回り景気がよくなることを目的としています。

つまり、個人や企業が銀行に預金しても、金利がマイナスになるわけではないのです。さらに、政府の2%のインフレ政策により、ものの値段が上がり、お金の価値が下がるので、タンス預金している現金は資産価値が下がっていくことになります。

預金は眠らせておくよりも、運用してお金を増やすことが必要になってきているといえます。このため、インフレに向けた長期的な資金形成の手段として、不動産投資は堅実で現実的な投資方法といえるでしょう。


まとめ

老後のために倹約してお金を貯めている方は多いでしょうが、タンス預金にはリスクも存在します。また、金融機関に預けておくだけでは、インフレにより資産が目減りしていくことも考えられます。一方、不動産投資ならば、賃料が大きく下がることは少ないため安定した収入になりやすく、加えて、部屋を借りる際は年単位での契約がほとんどのため、長期間収入を確保できるというメリットもあります。また、入居者がいる限り毎月一定の家賃収入があり、その上、ローン完済後には実物資産となるメリットもあります。長期的な資産形成のために、不動産投資を考えてみるのもオススメです。