2018.11.09UP 個人年金VS不動産投資 どちらが将来の蓄えになる?

日本人の平均寿命は、2018年の厚生労働省の発表によると過去最高を更新しており、男性は81.09歳、女性は87.26歳となっています。女性は平均すると男性より約6年長生きします。そんな老後のための資産形成の方法として、個人年金保険と不動産投資では、どちらが将来の蓄えとしやすいのでしょうか。

これからの女性は年金対策が必須?!

上述したように、一般的に女性は男性より長生きする傾向があり、老後の時間が長いといえます。そして、少子高齢化に伴って現役世代が少なくなっていることから、年金の給付額は年々低下傾向にあるため、個人的な蓄えをしておくことが重要とされています。

その上、同じく厚生労働省の発表によると、厚生年金における女性の年金受給額の平均は約10万円となっていて、男性の平均が約17万円であるのを考えると、かなり少ないといえます。ただ、これはあくまで平均額なので、現役時代の賃金の差により年金受給額は個人差も大きいです。

これらのことを考えると、女性は特に老後の対策が必要で、早めに資産形成について計画を立て、動き始めることをおすすめします。

個人年金・不動産投資、どちらがオススメ?

老後に備えた自分でできる資産形成の方法として、個人年金保険や不動産投資が一般的ですが、実際にはどちらがより運用益があるのでしょうか。

〇個人年金保険とは?

公的年金と同様に、現役時代に保険料を支払い、それを老後に年金形式で受け取ります。iDeCo(イデコ)に代表されるような積極的に運用していく方式のものと、元本保証を優先した貯蓄型のものに分けられます。

〇不動産投資とは?

一般的に多いのは、不動産を購入して貸し出し、家賃収入を得る方法です。購入する不動産はマンションの一室からでも投資でき、アパートやマンションの一棟やビル、駐車場なども対象となります。

〇両者を比較すると?

個人年金保険が自分の給与や預貯金から保険料を支払うのに対して、不動産投資は金融機関から融資を受けて不動産を購入するのが一般的です。つまり、入居者がいる限り自己資金を切り崩す必要がありません。そして、不動産は売却して現金化することもできます。

また、個人年金保険は数十年先に年金を受け取ることになるのですが、地道で着実ではあるものの、将来インフレで物価上昇が起こった場合、受け取った金額の価値が下がることも考えられます。

まとめ

老後の資産形成は、女性の場合特に早めに計画を立て、動き始めることが大切です。そのための方法として、地道な個人年金保険よりは、運用益が高いといえる不動産投資のほうがおすすめです。