2018.10.12UP 注目のiDeCoのデメリットは?不動産投資と合わせた資産形成がおすすめ

最近、メディアで紹介される機会が多いiDeCo(イデコ)という言葉を、一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ただ、iDeCoが具体的に何を意味する言葉なのか、きちんと説明できる方は、もしかしたらあまり多くはないかもしれません。

ここでは、iDeCoがどのような制度なのか、そのメリットやデメリットにも触れながら、詳しく解説していきます。

iDeCoのメリットは?

〇iDeCoとは?

簡単に説明すると、自分で老後の資金を用意できる制度のことです。具体的には、加入する方が毎月決められた金額を積み立てていき、それを掛け金として定期預金や保険、投資信託などを選んで自ら運用していくことになり、60歳以降に年金や一時金として受け取ることができます。

〇iDeCoのメリット

iDeCoの加入者は、法改正により20~60歳のほとんどの方が加入できるようになって以来、新規加入者がそれまでの約5倍のペースに増大しています。iDeCoのメリットには、以下のようなものがあげられます。

①積み立てた金額が、所得控除の対象となる
➁運用により得られた利益は、非課税となる
➂60歳以降に受け取るときには、年金として受け取る場合は公的年金等控除の対象となり、一時金として受け取る場合は退職所得控除の対象となる
④転職や離職をしても、そのまま続けることができる

iDeCoは不動産投資と併用で私的年金に

iDeCoによる投資には、さまざまな税制優遇などのメリットがあり、新規加入者は増大していますが、以下のようなデメリットもあります。

①毎月の掛け金に限度があり、自営業なら6万8千円ですが、専業主婦なら2万3千円、公務員ならさらに少なくなる
②自分で運用しなければならない
③運用状況によっては元本割れするリスクがある
④金融機関によって違いがあるものの手数料が意外とかかる
⑤60歳まで引き出せず、途中解約もできない

iDeCo にはメリットも多く、加入者も増えていますが、デメリットもあり、老後の資金をiDeCoだけで形成するのは難しいです。不動産投資をすることで、将来的な収入を形成することもできるので、併用して運用することがおすすめです。

まとめ

iDeCoには、税制優遇など、さまざまなメリットがあり、新規加入者も増えていますが、デメリットもあり、老後の資金をiDeCoだけに頼るのは難しいといえます。不動産投資も併用しながら、老後の資金を形成していくことがおすすめです。