2018.06.04UP「がん保険」と「がん保障付の団信」の違いとは?

日本人の死因第1位である「がん」の保障といえば、一般的には、「がん保険」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
今回は、「がん保険」と「がん保障付団信」の比較をしてみたいと思います。

「がん保険」について

一般的に「がんの治療は高額」というイメージがあるのではないでしょうか?がんの治療費は、発見の時期や治療方法、転移・再発の有無等で大きく異なりますが、がん保険に加入しておけば、医療費の補填という観点で大きな安心を得られることから、日本では「がん保険」が普及しています。
「がん保険」は、販売する保険会社によって商品性に違いがありますが、具体的には次の保障を基本として構成されています。

<「がん保険」のおもな商品内容>

(1)がんの診断給付金・・・がんと診断されたときに給付されます。
(2)がんによる入院給付金・・・がん治療のために入院したときに給付されます。
(3)がんによる通院給付金・・・抗がん剤などでがんにより通院したときに給付されます。
(4)がんの手術給付金・・・がんで所定の手術を受けたときに給付されます。

例えば、40歳男性で「がん保険」に加入しようとする場合、がんと診断された場合に100万円、がんで入院したら1日10,000円、がんで通院したら5,000円、がんの手術で10万円という保障で、だいたい月々3,000円~4,000円程度の負担となることが一般的です。
つまり月々3,000円~4,000円の負担で、がんになった場合に、100万円の一時金にその他の保障をあわせて150万円程度の給付を受けられるという内容となっています。
※「がん保険」の保障は、各保険会社の商品内容により異なり、この限りではありません。

「がん保障付団信」について

「がん保険」が、一時金や入院費用といった「がんの治療費150万円程度」の補填を目的とする一方、「がん保障付団信」は、ローン残高相当額が一時金として保障されるので、一般的に「がん保険」と比べて、保障される金額が大きいという特徴があります。例えば2,000万円の物件を購入した場合、2,000万円の保障額からローン返済期間終了まで逓減していくローン残高に応じてがんの保障が継続していきます。
なお、「がん保障付団信」は、がん保障のつかない場合のローンよりも金利が若干上乗せになるケースが一般的ですが、例えば金利差が0.1%だとすると、月々約1,000円で、当初2,000万円のがんの診断保障に加入することが可能になります(借入金額2,000万円、借入期間30年、金利2.0%と2.1%元利均等で比較、諸費用除く)。
つまり、「がん保障付団信」は、「がん保険」に加入する場合よりも、小さな負担で大きな保障を得られるケースもあるのです。

まとめ

「がん保険」と「がん保障付団信」は、保障の目的が異なります。「がん保険」は治療費の補填を目的としており、「がん保障付団信」は日常生活における固定費の削減を目的としています。
がんの備えとしては、「がん保険」と「がん保障付団信」を組み合わせることで大きな安心に繋がりますが、がんの備えについて「がん保険」だけ検討して、「がん保障付団信」を検討していないケースも多くあります。
不動産投資を検討する際に、一生涯のうちに2人に1人が罹患するといわれる「がん」の備えについて、「がん保障付団信」を、是非一度検討してみてはいかがでしょうか。

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