2018.04.25UP空室リスクを回避!単身者にウケやすい物件の選び方

賃貸マンションを投資対象として検討する方は多い一方、空室が多い状態が続いてしまうとローンの返済などにも影響が出てくるのです。ここでは、単身者向けのワンルームマンションで空室リスクを軽減するために重要なポイントについて解説します。

貸家の建築需要が増えている理由

貸家の建築需要は下図からも分かる通り、分譲住宅、持家を大きく上回る高水準を維持しています。また、月ごとのばらつきはあるものの、全体的には緩やかな増加傾向にあることも分かるでしょう。

HEDGE GUIDE「貸家(アパート・マンション)着工件数、高水準続く~住宅着工統計から見る不動産投資の動向と気になる空き家問題」
(画像引用元URL) http://hedge.guide/wp-content/uploads/2017/11/tyakkou_mokuteki.png

この理由は2015年1月の相続税改正により、節税対策としての不動産投資への注目度が高まったことや、2016年1月のマイナス金利政策に即した各金融機関におけるローン融資の拡大、さらには2020年の東京オリンピックが投資家にとって大きな安心材料となっていることなどが考えられます。

この傾向は金融規制や税制改革などが行われない限り今後も続くことが考えらえます。特に東京オリンピックが開催される2020年までは投資家にとっての安心材料も多く、賃貸マンション投資を始める時期としても最適です。

空室対策で重視すべきポイント

一方で、上述のとおり賃貸で空室が多い状態が続いてしまうとその期間の収入は減り、ローンの返済などにも影響が出てしまいます。そのため、賃貸マンション投資をする際には、物件の立地などの条件も十分に考慮しなければなりません。

PRTIMES『物件選び、最も重視するポイント第1位は「最寄り駅からの所要時間」』
(画像引用元URL) https://prtimes.jp/i/14183/7/resize/d14183-7-701558-0.jpg

上図からも分かる通り、物件選びでは最寄駅からの所要時間を最重視するという人が20%を超え、最多であるという結果が出ています。この割合は賃料を最重視するという人よりも多く、賃貸マンション投資ではマンションを建設する立地を最重要ポイントとして考えなければならないことが分かります。

また、最寄り駅への所要時間を重視する人が多いということからは、電車での通勤通学を前提としている人が多いことも分かるため、最寄り駅に急行が停車するといった条件がそろっていることも空室対策では重視すべきでしょう。

まとめ

貸家の建築需要は多い一方で、賃貸を借りる側の需要は一部の条件のよい物件に集中しがちです。そのため、建築需要の高さと空室リスクは別物と考え、できるだけよい条件が揃った賃貸マンションへの投資を行うべきでしょう。