2023.09.22UP     マンション投資では
法人名義と個人名義のどちらで行うべき?

マンション投資では法人名義と個人名義のどちらで行うかを判断しなければなりません。
特に投資初心者の方が副業レベルでマンション投資を行う場合、
個人名義で投資を行うことでさまざまなメリットを得られます。
今回は、法人名義と個人名義のそれぞれのメリット・デメリットについてお伝えします。

マンション投資を法人名義で行う方が良いケース

マンション投資を法人名義で行った場合、役員報酬などの計上で税金対策ができます。
また、経費の調整がしやすいため、投資にかかるコストを抑えることが可能です。
一方で、赤字の場合でも法人として税金がかかるため、
十分な利益が出るまで投資を続けなければなりません。
また、法人で投資を行うと書類作成で大きな負担が発生するという難点もあります。

これらのことから総合的に考えると、大規模な投資を計画している場合は、
法人名義で取引などを行うのがオススメです。
法人名義での取引では、税金やコストの削減ができる点が大きなメリットになると覚えておきましょう。
その一方で法人名義ならではの面倒な作業が発生する点については、
デメリットとして把握しておく必要があります。

マンション投資を個人名義で行う方が良いケース

マンション投資を個人名義で行う場合、税制優遇を受けることが可能です。
具体的には、不動産所得は損益通算ができるので、
家賃収入からローンやその他経費などを差し引いた際に、
収入を帳簿上の支出が上回ると不動産所得がマイナスになる場合があります。
これにより、所得税の還付や住民税の軽減が受けられます。
また、規模が小さいと手間がかからないため、初心者でも始めやすいのが特徴と言えるでしょう。

一方で、個人名義での投資では経費の調整が難しいことや、規模が大きくなると
税金の負担が大きくなることに注意が必要です。
そのため、経費管理のノウハウの取得や税負担のシミュレーションは、
実際に投資を始める段階で行っておかなければなりません。

これらのことから総合的に考えると、
副業目的でマンション投資を行う場合は個人名義が適しています。
副業としての個人名義での投資では、規模が小さいと手間がかからない点が大きなメリットです。

まとめ

個人が副業レベルでマンション投資をする場合、個人名義で取引を行うことで
さまざまなメリットが得られ、投資を始めるハードルを下げることも可能です。
特に投資初心者の方は、まずは不動産投資の中でも比較的少ないリスクで
簡単に資産運用ができる個人名義でのマンション投資から始めてみてはいかがでしょうか。