2024.02.14UP なぜワンルームマンション投資は「やめとけ」といわれるのか?

本記事では、ワンルームマンション投資はやめるべきといわれている理由について解説します。
投資も近年、耳にする機会の多いワードとなり、興味がある方も多くなりました。
特に不動産の投資は種類が豊富な分、自分に合った投資の仕方を見つけることは容易ではありません。リスクなどについてもぜひ理解してください。

ワンルームマンション投資とは?

ワンルームマンション投資は、不動産投資の一形態であり、主にワンルームタイプのやマンションを購入し、収益を得るための投資戦略を指します。
ワンルームマンションとは、1つの部屋でキッチンやバスルームを備えた小規模な住宅ユニットです。
これらのユニットを複数所有し、賃貸料収入を得ることで収益を追求するのがこの投資手法の主な目的です。
基本的には、家賃収入を収入源とするので収益を上げることができれば不労所得に繋げることができます。

なぜワンルームマンション投資は「やめとけ」といわれるのか?

ワンルームマンション投資も立派な投資であり、不労所得を得ることができるのも事実です。
一般的な働いている方からすれば魅力的な投資の形態に見えますし、ワンルームマンションも全国にあり選択肢も豊富に見える中、なぜ避けるべきといわれているのかを解説します。

修繕費が高額になることがある

1つ目は、修繕費が発生した際高額になるリスクがあるからです。
例えば、水漏れや給排水設備の問題、電気系統の不具合などが挙げられます。
これらの問題が放置されると、より大きな問題に発展することがあるため早めの対応が必要です。
もし所有している物件の建物全体の大規模な修繕が必要になると、その負担は一つのユニットの所有者にも及びます。

収益が変動する

2つ目は、収益が変動するリスクがあるからというものです。
地域や経済状況によって家賃の相場が変わることがあります。入居者の入れ替わりや新築物件の競合がある場合、家賃を下げざるを得ないことが収益の減少に繋がります。 ワンルームマンションを維持するためには定期的なメンテナンスが必要です。修繕や保守にかかる費用が予想以上にかさんだり、急な修理が必要になることで収益が減少することがあります。
不動産市場は地域や時期によって価格や需要が変動します。ワンルームマンションの賃料や売却価格が市場の変動に左右され、収益が影響を受ける可能性があります。

空室リスクがある

そして、空室が発生するリスクも抱えなければなりません。
ワンルームマンションは小規模な住宅ユニットですが、入居者がいない状態が続く空室リスクがあります。
ワンルームマンションだけの話ではありませんが、空室期間が長引くと家賃収入が途絶えるため収益が減少してしまいます。
ワンルームマンションは一般的に若い世代や単身者向けの物件ですが、入居者のライフスタイルや状況によって入退居が頻繁に変動することがあります。

利回りが低い

利回りが低いこともワンルームマンション投資ならではの特徴です。
ワンルームマンションは一般的に比較的小さなスペースであり、そのために賃料も大きく設定しにくい場合があります。
賃料を高く設定すると入居者が他の選択肢を検討する可能性があるため、競争力を保つためには賃料を抑えざるを得ないことがあります。
ワンルームマンション市場は競争が激しいことがあり、供給過剰により賃料の引き下げ競争が発生することがあります。これにより、賃料の上昇が制限されることがあります。

ワンルームマンション投資成功のポイント

このように、ワンルームマンションは全国に存在し選択肢も豊富に見えて、その実リスクもしっかりと存在しています。
それでもうまく活用することによって収益が上げられるのも事実ですので、投資性向のポイントについていくつか解説します。

中古物件を購入する

まずは、中古の物件から始めてみることです。
中古物件は新築物件に比べて価格が安いことが多いです。これにより、比較的低い投資額で不動産投資を始めることができます。
中古物件はすでに建っているため、すでに入居者がいるケースもあり、すぐに家賃収入が得やすい状態が整っています。

良い立地を選ぶ

続けてのワンルームマンション投資成功のポイントは、良い立地を選ぶことです。
ワンルームマンションに限らずどんな不動産でもいえることですが、立地は良い方が入居希望者も集まりやすいのはどこでも同じです。
実際、好立地のワンルームマンションは都市部や交通の便が良い地域に位置しているため、需要が高い傾向にあります。
好立地の物件は、高い需要に支えられて賃料が比較的安定しています。空室リスクが低いため、収益を安定して得ることができます。

長期のシミュレーションをする

実際に投資をする前に、長期的なシミュレーションをする事も大切です。
投資の目的は収益を上げることです。
将来の市場変動や物件の空室率、修繕費などのリスクを考慮してシミュレーションすることで、予想外の事態にどれだけ耐えられるかを把握することができます。
また、将来の家賃収入やキャピタルゲインを予測するのに役立ちます。これによって、投資がどれだけ収益をもたらすかを詳細に分析することができます。
将来の展望を長期的に予測するシミュレーションが不可欠である事から、リスクと収益を可能な限り考えておきましょう。

物件情報を収集・比較する

物件の情報を収集し、比較することも大切です。
物件情報を収集し比較することで、市場の動向や物件の特性をより詳細に把握できます。これによって、潜在的なリスクや問題を事前に特定し、適切な判断を下すことができます。
物件情報の収集と比較を通じて、投資対象となる物件を選定する際に、収益性や将来の成長ポテンシャルを評価できます。より良い利回りやキャピタルゲインが期待できる物件を選ぶことができるでしょう。
物件情報の収集は、不動産市場全体のトレンドや動向を理解する手助けになります。どのエリアが需要が高いのか、どのタイプの物件が人気なのかを知ることで、戦略的な投資判断ができます。

不動産投資の勉強を怠らない

情報収集とも似ていますが、不動産投資に関する勉強も欠かさないようにしましょう。
不動産投資はリスクを伴います。市場の変動や入居者の問題など、予測できない要因が影響を与えることがあります。
不動産投資の勉強を通じて、リスクを適切に評価し、それに対する対策を考えることが重要です。
ワンルームマンション投資では、家賃収入から経費やローンの返済を差し引いたキャッシュフローが重要です。投資の勉強を通じて、適切な家賃設定や経費の管理方法を学ぶことができます。

まとめ

総じて、ワンルームマンション投資を成功させるためには、不動産投資の基本的な知識やスキルを身につけることが重要です。
勿論そのほかの不動産投資であっても、基本的なリスク及び大切なポイントは変わりません。
リスクを最小限に抑えつつ収益を最大化するのが一番の目的ですので、是非ともポイントを押さえた投資を実践してみてください。