2024.02.13UP 少額でできる不動産投資とは?おすすめの方法やメリットデメリットも紹介!

本記事では、少額で出来るおすすめの不動産投資にはどんなものがあるのかご紹介します。
昨今投資という言葉を聞く場面も多くなってきたかと思います。不動産投資は初心者におすすめされる投資形態としてもよく推奨されています。
そんな不動産投資の中から少額で実践できるものにはどんなものがあるか、そのメリットなどについて詳しく解説します。

少額不動産投資とは?

一口に投資と言っても、聞く人によってさまざまなものが思い浮かばれるかと思われます。そんな中で、少額不動産投資と聞いてもピンとこない方も多いでしょう。
少額不動産投資は、比較的少額の資金を投入して、不動産に投資することを指します。
通常、不動産投資は高い資本投入が必要なことが多いため、少額不動産投資は資金が限られている個人や投資家が選択するものです。
アパート、区分マンション、商業用不動産など、さまざまな種類の不動産に投資が可能です。

少額での不動産投資に必要な知識と準備

少額不動産投資とはどんなものかを簡単にではありますがご紹介しました。
しかし投資である以上、一般的な大きなお金を使うものと共通している部分も確かにあります。
そこで、少額不動産投資を実践する前に必要な準備と知識をご紹介します。

投資前の基本的な情報収集

まずはなぜ不動産に投資するのかを明確にし、投資目的を設定しましょう。収益を上げるための戦略を考えていくべきです。
不動産の価格や需要が高い地域を調査し、投資の地域を選定しましょう。地域によって収益性が異なることがあります。
選んだ地域の不動産市場を調査し、価格のトレンド、賃貸市場、将来の発展性などを分析するといった事も行います。
地域ごとに不動産投資に関する法規制が異なります。法的な規制を理解し、適切な許認可を取得しましょう。

予算の設定と資金調達

予算を設定することは、投資目標を明確にするための第一歩です。どのような収益を期待し、どれだけのリスクを受け入れるつもりなのかを把握することが重要です。
予算を持つことで、適切な不動産物件を選ぶ際に制約となる限度額を決めることができます。
少額の不動産投資でも、資金は必要です。予算を設定することで、必要な資金を確保する方法を考えることができます。
資金調達の方法には、自己資金、銀行からのローン、投資家からの資金調達などがあります。

少額から始められる不動産投資4選

この様に、投資する金額がたとえ少額であったとしても、事前の情報収集や資金の準備といったものは欠かすことができません。
ここからは、少額から始めることができる不動産投資で代表的なものを4つほどご紹介します。

不動産クラウドファンディング

まずは、不動産クラウドファンディングです。
不動産クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の投資家から不動産購入の資金を募って行われる投資形態です。
集めた資金を元に事業者が不動産を購入し、運用期間中の賃料収入や売却益を分配金として投資家に戻すという仕組みです。
複数の投資家から資金を募ることで、一人当たりの出資額を押さえつつ大規模な不動産投資ができる利点があります。
入居者との契約や物件の修繕といった管理業務はすべて運営会社に任せられ、ほったらかしで不動産投資を始められるというのもメリットになっています。

不動産投資信託(REIT)

続いては、不動産投資信託です。
不動産投資信託はREITとも呼ばれていて、投資家から集めた資金で不動産に投資し、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する金融商品です。
1960年代にアメリカで生まれた投資商品で、日本のREITは特に「J-REIT」と呼ばれています。
REITの多くは金融商品取引所に上場しており、通常の株式と同じように金融商品取引所において、いつでも売買が可能です。

不動産小口化商材

不動産小口化商材というものもあります。
不動産小口化商材とは、特定の不動産を一口数万円から100万円程度に小口化して販売する商品です。
不動産の賃料収入や売却益を投資額に応じて出資者に分配します。
REITと異なり現物不動産の保有者になる商品もあり、相続対策としても注目されている投資方法です。
オフィスビルなどの不動産を投資家が単独で所有するのではなく、投資しやすいように投資単位を少額にして、複数の投資家が共同で賃貸の投資元になります。

ワンルームマンション投資

ワンルームマンション投資とは、分譲マンションの一室を購入し、賃貸物件として貸し出す形で運用する投資手法です。
毎月の家賃収入を安定的な収益として得る不動産投資の形態の1つとして知られています。
収益物件を1棟単位で購入して運用するマンション投資やアパート投資とは異なり、少ない自己資金と低いリスクで始められます。
都心のワンルームマンションは空室率が低く、資産価値が下がりにくいという点から、堅実な資産形成の手段として注目を集めています。

少額で不動産投資を始めるメリットとは?

少額の不動産投資は聞き慣れない方もいるかもしれませんが、実際上述した通り様々な種類の投資方式が存在しています。
大きなお金を使わない投資という事で、少額ならではのメリットも様々挙げられます。続いては、メリットについてご紹介しましょう。

手軽な参加

少額不動産投資は、手軽に始められる低リスクな投資として人気が高まっています。
やはりマンション投資や、アパート投資よりも少額で始められるというのがメリットとしてとても大きく、商品によっては1万円という少額から始められます。
先述したREITやクラウドファンディングはその代表例となっています。
これまで不動産に限らず投資=数百万円などの大金が必要と考えていた方も、こうした手軽な金額から着手することができる投資が存在していると知れただけでも有益であると言えるでしょう。

リスク分散

続いては、リスクが分散できるというものです。
少額不動産投資を行う際、投資家は比較的少額の資金を使って複数の物件に投資します。
これにより投資ポートフォリオが異なる物件に分散され、特定の物件のリスクが分散されます。一つの物件での価値の変動が全体のポートフォリオに与える影響が小さくなるわけです。
物理的な物件は地理的に異なる場所に存在することが一般的です。異なる地域への投資により、地域特有の経済状況や市場の変動に対するリスクについても分散されます。

キャッシュフローの収入源

少額不動産投資のメリットの一つは、キャッシュフローの収入源が発生することです。
不動産投資によって賃貸収入が得られるため、定期的なキャッシュフローが生まれます。これにより、投資家は毎月、毎四半期、または毎年一定の収入を受け取ることができます。
不動産は、時間の経過とともに価値が上昇する場合があります。したがって、賃貸収入だけでなく、不動産の資産価値も増加する可能性がありますので将来的なキャピタルゲインも期待できます。

少額不動産投資のデメリットと注意点

少額の投資であっても、利益を生み出すことは十分に可能となっています。
元々投資する額が少額である分、手軽に取り組むことができるというのは他にはない大きなメリットと言えるでしょう。
しかし、デメリットや注意点についても存在していますので、そちらもご紹介します。

利回りの制約

まずは、利回りに関する制約です。不動産投資における「利回り」とは、投資額に対してどれくらいのリターン・利益があるのかを数値化したものです。
少額不動産投資では、少額という制限を設けて投資先を選択します。この制限により、分配額はあらかじめ制限されます。
また、優先劣後構造など、分配金や元本償還の安全性が確保されているため、リスクのある商品と比べて利回りが低くなります。
一般的に、不動産投資における表面利回りの最低ラインは5%が目安だといわれています。そして、諸経費などを差し引いた実質利回りの最低ラインは3%が相場です。

管理と手続きの手間

もう1つが、管理や手続きの手間です。
不動産投資には地方自治体の規制や税法の規制が関与することがあり、これらを遵守するためには一定の手続きや文書作成が必要です。
また不動産を所有すると、その管理と維持が必要です。少額不動産であれば、実地での対応などは管理会社に任せることができます。
ただ、家賃の徴収、修繕、メンテナンス、トラブルシューティングといったようなものについては投資側が対応しなければならないこともあります。

まとめ

本記事では、少額不動産投資がどのようなものであるか、メリットや注意点をそれぞれ解説してきました。
少額の不動産投資は、個々の投資家の目標や資産状況に合わせて検討すべきです。投資である事に変わりはないので、リスクとリターンをよく理解し、適切なリサーチと計画を行うことが大切です。
手軽なのが利点であるのは事実ですので、是非とも自分に合った投資の方法がないかチェックしてみてください。