2023.12.05UP 初心者にもおすすめな不動産投資とは?
物件の種類や資格なども解説!

初めての不動産投資で失敗しないために、この記事では不動産投資の種類やメリット・デメリットについて解説します。
不動産投資をするメリットは、年金対策と将来安定した収入を得られることです。
メリットだけでなくデメリットもあるため、それぞれの要点を押さえていきましょう。
安定した不動産投資をするためには、知識を身につけることが重要です。

不動産投資の種類

不動産投資には種類があり、ここでは新築物件、中古物件、区分マンションに分けて解説します。
不動産投資で利益を出すためには、自分に合った物件を探すことが大切です。
それぞれの物件について知り、自分に合う物件を選びましょう。

新築物件

新築物件の定義とは、新たに建設されて1年以内であり、まだ誰も入居していない物件であると法律で定められています。
新築物件を購入するメリットは、新築物件への需要の高さから入居率が良くなることや、修繕費を抑えられることなどです。
また、新築物件の場合、家賃を高めに設定できます。

新築物件を購入するデメリットは、購入する際の費用が高く、利回りが低くなることや売却する際の価格が下がることです。
新築物件は設備が新しく、内装や外装が綺麗であるため需要が高くなります。
入居率を上げるためには周辺施設や環境、その物件に住む人をイメージすることが大切です。

中古物件

中古物件における不動産投資とは、中古物件を購入し賃貸経営を行うことです。
中古物件も新築物件と同じくメリット・デメリットがあります。
中古物件のメリットは、新築マンションと比較して安く購入できることや高い利回りが期待できることなどです。
また、入居者がいる状態でのオーナーチェンジの場合はすぐに収益を得ることができます。

中古物件のデメリットは、修繕費やリフォーム費が高くなることや、新築よりも入居者が集まらないことによる空室などです。
中古物件で不動産投資を考えるのであれば、需要の高い地域を探すことをおすすめします。

区分マンション

不動産投資での区分マンションとは、部屋を1部屋から購入し貸し出すことで利益を得ることです。
区分マンションのメリットは、少ない頭金で購入できることや修繕費が少なく済むところです。
貸し出す部屋が1部屋の場合、リフォームや修繕に関する出費が少なく管理の手間がほとんどかかりません。
また、マンションを一棟購入する必要がないため、不動産投資初心者に向いています。

区分マンションのデメリットは、一棟マンション投資に比べて利益を出すことが難しいことです。
立地など入居者の需要が高い物件を見つけることで、空室を防ぎ損失を抑えることができます。
そのためにも、信頼できる不動産会社を見つけておくことで、空室への対策ができます。

初心者におすすめなのは中古物件や区分マンション

不動産投資の初心者におすすめなのは、中古物件や区分マンションです。
中古物件は新築よりも価格が安く、初めから入居者がいる状態でのオーナーチェンジではすぐに収益を得ることができます。
立地など人気のエリアで購入する場合、リノベーションなどをして他の物件と差別化を図りましょう。
区分マンションが不動産投資初心者におすすめの理由は、修繕やリフォームなどの管理費用への負担が少なく
手間のかからないことです。
一棟マンション投資の場合よりも売却しやすいメリットもあります。

中古物件のメリット・デメリット

初めての不動産投資で中古物件を購入するならば、メリット・デメリットがあることをそれぞれ押さえましょう。
ここでは中古物件を購入した時のメリットやデメリットについて詳しく解説します。
初めての不動産投資で失敗しないためには、特にデメリットを理解することが大切です。

中古物件のメリット

中古物件を購入するメリットは、新築物件と比較して購入価格が安いことや、すでに流通している物件が多いため
豊富に選べることなどがあります。
また、すでに入居者がいる場合もあり、実質利回りを予想しやすくなります。

実質利回りの計算は、(1年間の家賃収入-年間諸経費)÷(物件価格+購入時の諸経費)×100です。
実質利回りを把握することは、不動産投資をするうえで重要となります。
中古物件を選ぶならば、人気のエリアや周辺環境の良い場所を選ぶことがおすすめです。

中古物件のデメリット

中古物件を購入するデメリットは、新築物件に比べて修繕費がかかることや空室のリスクが高いことなどです。
中古物件購入後に、建物や設備に不備を見つけてリフォームや修繕となった場合、費用が高くなる可能性があります。
また、新築物件ではかからなかった仲介手数料がかかってしまうため費用が高くなる傾向です。

中古物件は、人気のエリアや周辺環境の整った場所を選ばなければ空室のリスクが高くなります。
不動産投資は頭金なしでも行うことができますが、購入する物件価格の1割〜2割程度用意しておきましょう。
中古物件で全額融資を得ることは難しいため、自己資金を用意しておくことが無難です。

区分マンションのメリット・デメリット

不動産投資初心者には、区分マンションの購入がおすすめです。
ここでは区分マンションにおけるメリットとデメリットを解説します。
安定した収益へ繋げるためには、メリットとデメリットをそれぞれ把握しておくことが大切です。

区分マンションのメリット

区分マンションを購入するメリットは、購入後の手間がほとんどかからないことや、頭金がなくても始めやすいことです。
区分マンション購入後は、管理会社に管理を任せるため管理の手間がほとんどかかりません。
また、区分マンションの場合、立地の違う場所で部屋を複数所有できるため分散投資ができます。
売却を考える場合、一棟マンションより買い手がつきやすいこともメリットです。
区分マンションを購入する際に、銀行から融資を受けることにより、団体信用生命保険に加入できるため、生命保険の
代わりにもなります。

区分マンションのデメリット

区分マンションを購入するデメリットは、空室のリスクや建物全体に関する権限がないことなどです。
区分マンションで空室となった場合、収入がゼロとなってしまうリスクがあります。
建物に関しては、部屋の修繕やリフォームなどは行えますが、共用部分などは修繕できません。
部屋が綺麗であっても外装や共用部分が汚ければ、入居者の募集が難しい可能性があります。
中古の区分マンションの場合、購入後に設備や内装に欠陥が見つかり修繕費がかかってしまうこともあるため
注意が必要です。

初心者が不動産投資を始めるのに資格は必要?

不動産投資は資格がなくても始めることが可能ですが、持っておくと役に立つ資格があります。
おすすめの資格は、不動産実務検定、土地活用プランナー、簿記です。
不動産実務検定は民間資格になります。
安定した将来を実現したい方におすすめの資格です。
土地活用プランナーは、土地を最大限活用するためのサポートをする専門家になります。
簿記は、経営活動や営業取引などを帳簿に記録する技術です。
資格はなくても不動産投資はできますが、民間資格でも、持っていることでより安定した将来を目指すことができます。

まとめ

不動産投資をする場合、中古物件や区分マンションから始めると少ない予算で投資ができます。
中古物件は、実質利回りを予想しやすいメリットがある一方で、購入後に欠陥などが見つかり思わぬ出費が出る可能性が
あるため、購入前の調査は欠かせません。
初心者が不動産投資をするにあたって、資格がなくても始めることはできますが、民間資格を持っておくことでより知識が
身につき役に立つでしょう。