2023.11.27UP 不動産の資産価値とは?
調べ方や計算方法、メリットなど解説!

先の見えない現在、将来に備えて不動産投資で資産形成を考えている人も多いと思います。
そこで大事になってくるのが、資産形成で得られる資産価値です。
この記事では、不動産の資産価値はどのようなものなのか、調べ方や計算方法、メリットについて解説します。
この記事を読んで、将来を見据えた資産形成を積極的に行い、安定した未来を築いてください。

不動産の資産価値とは?

不動産の資産価値とは、その不動産が持つ価値であり、土地の価値と建物の価値の2つから成り立ちます。
土地の価値は、立地条件、交通の利便性、周辺環境などによって決まり、建物の価値は、構造、築年数、設備
などによって決まります。

不動産の資産価値の調べ方や計算方法を紹介

不動産の資産価値は、その不動産が持つ価値であり、将来の売却価格や賃貸収入を左右する重要な要素です。
不動産の資産価値を調べるには以下の方法があります。

・取引事例比較法
同一需給圏内の他の不動産の取引事例、賃貸事例をもとに資産価値(価格、資料)を求める方法。
・収益還元法
対象不動産が将来にわたり生み出す収益を求め、還元利回りで還元し、資産価値(価格、賃料)を求める方法。
・原価法
再調達(建築、造成)する場合の原価をもとめ、その原価をもとに資産価値(価格、賃料)を求める方法。

これらの方法を用いて、不動産の資産価値を評価することができます。各方法によって得られる値を比較し、
より正確な評価をすることが重要です。

不動産の資産運用のメリットとは?資産形成に向いている理由

不動産の資産価値は、土地と建物から成り立つことを解説し、合わせて資産価値の調べ方と計算方法を紹介しました。
次の章では、不動産の資産運用にはどのようなメリットがあるのか、また資産形成に向いている理由について解説します。

少ない資金で大きな資産になる

通常、投資で大きな資産を形成するには多額の資金を使う必要があります。
しかし、不動産投資の場合は投資用不動産ローンを使うことで、少ない資金で大きな資産を形成することが可能です。

ただし、ローンを使用するときは以下の点に注意する必要があります。
・借入額をできるだけ少なくする。
・借入期間をできるだけ短くする。
・金利が低いローンを選ぶ。
・返済計画を立て、無理のない返済をする。

節税対策にもなる

不動産の資産で以下の節税対策をとることができます。

・所得税・住民税の節税
不動産投資で得られる賃貸収入は、所得税の課税対象となりますが、一定の条件を満たせば、減価償却費や必要経費を
差し引いて課税されるため、節税効果が期待できます。
・贈与税の節税
不動産を贈与する場合、贈与税が課税されます。しかし、一定の条件を満たせば、課税される金額を抑えることができます。
・相続税の節税
不動産を相続する場合、相続税が課税されます。しかし、一定の条件を満たせば、課税される金額を抑えることができます。

ただし、個々の状況によって異なるので、申告する場合は、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

不労所得として資産形成できる

不動産投資は、自分の持っている不動産を貸し出すことで家賃収入を得られ、不労所得として資産を形成できます。

ただし、以下のようなリスクが存在します。
・初期費用が高い
・空室リスク
・修繕費、管理費リスク
・税金のリスク
・利回り変動リスク
・市場の変化リスク
・自然災害リスク

不動産投資は、他の投資と比べて比較的容易に不労所得を生み出し資産を形成しやすいといわれていますが、
上記のようなリスクも存在するので、十分な情報収集と専門家のアドバイスを仰ぎながら行うことが重要です。

不動産で資産運用する際のポイント

不動産の資産運用の3つのメリットについて解説しました。
これらのメリットを理解することで、不動産投資が資産形成に向いていることが分かったと思います。
次の章では、不動産投資を始める際のポイントについて解説します。
これらのポイントを把握することで、より効率的な不動産投資が可能になります。

不動産の取得費用は資産計上になる

不動産の取得費用は、不動産を取得するために必要な費用なので、不動産の取得価額として資産計上されます。
主な取得費用は以下になります。
・土地代金
・建物代金
・登記費用
・仲介手数料
・税金

また、不動産を売却した際は、取得価額から売却額を差し引いた額が譲渡所得となります。
譲渡所得は、雑所得として所得税の課税対象となります。
不動産の取得費用は、将来的に不動産から得られるキャッシュフローを認識し、税金を納付するために重要です。

資産管理会社を設立するのがおすすめ

不動産投資で成功し、経験を積んで幾つもの不動産を持つようになったら、自分で運用会社を設立するのもおすすめです。
管理会社を設立する事で以下のメリットがあります。
・節税効果
・リスク分散
・相続対策
・管理の効率化

自分の能力や経験が十分でない場合や不動産の規模が大きく、管理にかかる費用が大きい場合は、管理会社に任せることを検討すると良いでしょう。
不動産投資の成功を目指す際には、適切なタイミングで自分の能力を活かし、管理会社の設立を検討することで更なる成長が期待できます。

資産にならない不動産を見分けよう

不動産で資産形成する上で重要なのは、資産にならない不動産を購入しないことです。
資産にならない不動産を購入すると、将来的に資産価値が下落して損害を被る可能性があるからです。
資産にならない不動産を見分けるためには、以下のポイントをチェックしてください。
・立地
・周辺環境
・建物の状態
・修繕費
・空室状況
・賃料
・管理体制

購入前にこれらのポイントをチェックし、慎重なリサーチと分析をおこなうことで、資産にならない不動産に投資するのを
防ぐことができます。

まとめ

不動産の資産価値と、その調べ方や計算方法を解説し、合わせてメリットと不動産投資で運用するポイントを解説しました。
不動産投資は他の投資と違い、少ない資金で大きな資産を築けるのが魅力です。
不動産の資産価値に興味を持った方は、この記事を参考にして不動産投資で将来に備えた資産形成を目指しましょう。