2023.08.30UP サラリーマンの不動産投資の始め方!
確定申告や節税対策なども解説!

近年、将来の不安から不動産投資を始めるサラリーマンが増えています。
その理由は、不動産投資が老後の資産形成や副業に有効だからです。
また、サラリーマンは金融機関から融資を受けやすいため、不動産投資を始めやすいというメリットもあります。

この記事では不動産投資の始め方から確定申告、節税対策について解説します。
将来の資産形成や副業での副収入が欲しい人は、前向きに検討してください。

サラリーマンが不動産投資を始めるのは危険?

「サラリーマンが不動産投資するのは、危険だからやめたほうがいい」という意見をよく耳にします。
確かに不動産投資には、物件価格の下落、空室、家賃滞納、修繕費などのリスクがあります。
しかし、どのような投資にもリスクがあることを忘れてはいけません。
大事なのは、リスクを回避するために不動産投資に対する十分な知識を身につけることです。
その上で専門家のアドバイスを受ける事で、リスクを回避して不動産投資で成功する事ができます。

サラリーマンの不動産投資の始め方とは

不動産投資には主に、物件価格の下落、空室、家賃滞納、修繕費などのリスクがあります。
そして、リスクを回避するには十分な知識を身につける事や、専門家に相談する事が重要だと解説しました。
次の章では不動産投資の始め方について解説します。

不動産を勉強して投資金額や目標を決める

不動産投資で大事なのは、まずしっかりと勉強して不動産投資の知識を身につけることです。
不動産の種類や仕組み、投資のメリットやデメリットなどを理解しておくことでより良い投資先を選べます。
ブログなどで不動産投資の体験談を書いている方もいるので、その方の記事を読むのもいいでしょう。

また、不動産投資は、目的によって運用するための物件も変わってきます。
将来の資産形成、副業の副収入、将来の値上がりを見込んで資産を増やす、節税対策など色々な目的があります。
自分はどういう目的で不動産投資をしたいのか決めましょう。
目的を決める事で明確に投資金額も決められます。

投資する不動産を探す

まずは不動産を探さなければいけません。
そのためには情報収集、現地調査が大事です。
立地条件、物件の状態、賃料相場、将来性を考慮にいれて目的と予算に合う物件を探しましょう。

これらを考慮する事でリスクを回避して安定した収益を上げられます。
また、最新の情報などを教えてくれる信頼できる投資用不動産会社を見つけて利用するのも大切です。
彼らのアドバイスや専門知識を活用することで、より成功の可能性が高くなります。

ローン審査を受けて不動産を購入する

購入する不動産が決まったら銀行に不動産ローンの申請をしましょう。
銀行にアポイントが取れたら必要書類を持参し、担当者と相談したのちに本審査へと進みます。
本審査は、銀行内で何段階もの手続きを踏むためにかなり時間がかかります。

不動産投資ローンでは、主に以下の項目がチェックされます。
・年齢と健康状態
・収入と年収
・勤続年数
・自己資金
・不動産の担保評価

この他にもチェック項目があるので、専門家と相談して不備がないように準備してください。
また、同じ銀行でも支店によって判断が異なる場合があるので、1つの銀行でローンを断られても
諦めずに他の銀行にも相談しましょう。

管理会社を選んで運用する

不動産を運用するための仕事は、空室対策や入居者募集、家賃の集金、修繕工事など多岐にわたります。
サラリーマンの仕事をしながら兼業は難しいので、管理会社に管理を委託しましょう。
管理会社に業務を委託する事で、サラリーマンは不動産投資にかかる手間を省けます。
管理会社を選ぶ際には、以下のポイントに注意して委託する会社を選びましょう。

・実績
・保証内容
・費用
・対応エリア

また、管理会社を選ぶ際には1つの会社だけでなく、複数の管理会社を比較検討することもおすすめします。

サラリーマンの不動産投資を失敗しないための節税対策

サラリーマンの不動産投資は、老後の資産形成や副業として人気が高まっています。
しかし、不動産投資は利益が出たとしても、所得税を納めなければいけません。
できる事なら納める税金は少なくしたいものです。
次の章では税金を少なく納めるための、節税対策について解説します。

確定申告は青色申告にする

不動産投資を確定申告する時には青色申告で行いましょう。
なぜならば、青色申告で納税する事で次のメリットがあるからです。

・最大65万円の特別控除を受けられる
・最大3年間の赤字を繰り越せる
・貸倒引当金を設定できる
・年間300万円の少額備品を全額損金算入できる
・専従者給与を経費に算入できる

これらのメリットを最大限に活かすことで、不動産投資における節税効果を得られます。
ただし、自信がない、忙しくて手が回らない時は、税理士に一任するのもおすすめです。

不動産運用にかかる費用は経費計上する

不動産投資にかかる費用を経費に計上することで、所得税を減らせます。
不動産投資にかかる費用には、以下のようなものがあります。

・不動産の取得費
・修繕費
・減価償却費
・管理費
・広告宣伝費
・借入金利息
・損害保険料
・その他

経費として計上できるか分からないものは、税務署か税理士に確認を取りましょう。
ただし「生活費やプライベートでの支出」は計上できない事は頭に入れておいてください。
このように、不動産投資にかかる費用を経費に計上することで、所得税を減らせます。
所得税を減らすことで、不動産投資から得られる利益をより多く残せます。
不動産投資の節税対策で失敗しないためにも、領収書などは全てしっかりと管理しておきましょう。

サラリーマンで不動産投資に向いている人

不動産投資は、長期的に安定した収益を得られる投資方法でサラリーマンにも人気の投資方法です。
しかし、不動産投資に向いている人と不向きな人がいます。
次の章では、どういう人が不動産投資に向いているか解説していきます。

本業で安定的な収入がある人

不動産投資は、本業で安定した収入がある人に向いているといわれています。
なぜなら、安定した収入がある人は自営業やフリーランスの人よりも金融機関から評価が高く、
不動産投資ローンの審査に通りやすいからです。
不動産投資には初期費用や修繕費、空室のリスクも伴い、収益を得るまでに数年から数か月かかる場合もあります。
しかし、本業があればこれらのリスクに備えられるだけでなく、収益が得られるまでの間、生活に困ることはありません。
さらに、本業の安定した収入があることで精神的にも余裕を持って不動産投資ができます。

行動力のある人

不動産投資は、行動力のある人にも向いています。
なぜなら、不動産投資には立地の選定、ターゲットの選定、物件選び、金融機関選び、管理会社選びなど
様々な手続きや決断が必要だからです。
行動力がある人は、これらの手続きをスピーディーかつ効率的に行えます。

また、行動力がある人は決断も早く、チャンスを見逃しません。
例えば、物件選びにおいて行動力がある人はすぐに物件を探し始めて、良い物件を見つけたらすぐに買い付けできます。
また、行動力があればさまざまな状況の変化にも柔軟に対応し、チャンスを逃さずに行動できます。

不測の事態でも冷静な判断ができる人

不動産投資は、不測の事態でも冷静な判断ができる人に向いています。
不動産投資は、長期間運用し利益を出し続ける投資方法なので、不測の事態が起こりやすいからです。
例えば、地震や火災などの自然災害、景気悪化による賃料下落、空室の発生、家賃滞納などです。
不測の事態が起こったとき、人はつい感情的になって冷静な判断ができなくなることがあります。

しかし、不動産投資ではこのような事態に陥った時ほど冷静に、状況を把握して対処しなければなりません。
適切な対応をとらないと大きな損失を被るかもしれないからです。
不動産投資は、不測な事態でも冷静な判断ができる人であれば大きな成功を収められます。

まとめ

サラリーマンの不動産投資の始め方から、確定申告、節税対策、どのような人が不動産投資に向いているかを解説しました。
不動産投資はサラリーマンにとって始めやすい投資のひとつです。
安定した収入がある人なら金融機関から融資を受けやすいからです。
また、長期的に安定した収益を上げられるので、資産形成、副収入としても魅力があります。

不動産投資はリスクを伴いますが、知識を身につければ対処可能です。
この記事を読んで「自分は向いている」と思った人は、将来のためにチャレンジしてください。