2023.08.15UP マンション投資での修繕費の予備知識と
修繕費を抑えるポイント

マンション投資では、物件ごとに発生するコストについて把握しておくと物件選びなどにも役立ちます。
とりわけオーナー側が支払うケースもある修繕費は負担が重くなりやすいことから、
物件選びの段階で具体的な金額や発生時期を調べることが大切です。

マンション投資における修繕費の種類

マンションで発生する修繕費は、個々の入居者に割り当てられる専有部を対象とするものと
エレベーターや通路などの共有部を対象とするものに分けられます。
マンション投資で発生する修繕費の概要は、以下の2種類です。

・専有部
専有部とは主に個々の入居者に割り当てられる居室を指します。
居室内で修繕が必要となる原因としては、経年劣化や入居者による破損が挙げられ、
経年劣化の場合はオーナー側が費用を負担するのが一般的です。
この修繕費が発生するタイミングは入居者が退去する際であり、
その金額は修繕規模によって大きく異なります。
場合によっては、数十万円もの高額な出費が一度に発生するケースもありますので、注意が必要です。

・共有部
マンションには数多くの共有部があり、それぞれで修繕時期は異なります。
例えば、電気・照明設備は6~15年、エレベーターは17年程度が耐用年数です。
これらを目安に修繕時期を把握しておくと良いでしょう。
修繕費の目安はマンションの規模や築年数によって異なり、
マンションの管理組合の長期修繕計画によって金額が決められます。

マンション投資で修繕費を抑えるポイント

マンション投資で発生するコストの中でも修繕費の割合は極めて多く、
その節約方法を知っておくことも大変重要です。
例えば、築年数の浅い物件の場合、当面は大規模な修繕が必要とはならないため、
しばらくの間は修繕費の負担を軽減することができます。

また、専有部の修繕は入居者が退去するたびに行う必要があるため、
長期間に渡って住んでくれる人に入居してもらうことも、修繕費節約の重要なポイントです。
また、築年数が長くなると空室対策としてリフォームが必要なこともあります。
この際に、発生する修繕費を抑えるためには、空室が発生しにくいエリアにある物件を選ぶことも重要です。

これらのほか、同じ業者に修繕を依頼し続けることで1回当たりの費用を割引してもらうのも効果的です。
業者探しを慎重に行うことも忘れないようにしましょう。

まとめ

マンション投資では修繕費をはじめとする出費が定期的に発生します。
そのため、長期的な利益を計算する際には修繕費の発生時期や金額をシミュレーションしておくことが大切です。
コストの計算をしっかりと行っておくことで、マンション投資はさらに利益を上げやすくなりますので、
ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。