2018.03.26UP 現住居以外の住居を所持しているのは1世帯で2.2戸!
~ リアルな住居所有率を調査 ~

住宅を複数持つことで、収入を得ようとする方が増えている傾向にあります。現在の住宅保有事情はどうなっているのでしょうか。ワンルームマンション投資に興味があるという方も同時に増加しています。住宅を複数持つことのメリットとは何なのでしょうか。

1世帯が持っている住宅数とは

1世帯が持っている住宅は、一つだとは限りません。もちろん自分達が住む家が必要ですが、それ以外にも住宅を持っているという方が非常に多く、平均して2.2戸の住宅を保有しているとのデータが出ています。

*総務省統計局 平成25年住宅・土地統計調査(確報集計)結果の概要
(画像引用元URL) http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2013/pdf/kgiy09.pdf (482.56 KB)

人が住む以外の目的で作られた住宅は764万戸存在しています。多くの方は自分が住む家の他にも住宅を持っていることになりますが、皆さんはそのもう一つの住宅をどのように使っているのでしょうか。現代では住宅を2戸以上複数所有している方も多くいらっしゃいます。そんな方たちの住宅利用法に注目してみましょう。

借家用住宅の広がり

複数住宅を所有している方の多くは、借家用に持っているという方が一番多いです。数字にすると474万戸あり、住宅全体の62%の割合になっています。借家用住宅とは、その住宅を他人に貸して家賃収入を得るというもので、比較的効率良く毎月収入が望める方法です。住居の数は調査を開始した昭和33年から年々増加し続けています。その中には実際に住む家もありますが、このような借家用住宅も含まれているのです。昭和38年までは総世帯数が総住宅数よりも多かったのですが、この年を境に逆となりました。もちろん、住宅が増えたのは核家族化が広がったとの背景も関係していますが、借家用住宅を作り、収入を得ようとする人が増えたことも原因の一つです。

意外と身近な不動産投資

不動産投資と聞くと、難しそうだし、お金もかかってしまうと思ってしまいますが、意外と簡単にできる身近な投資です。上記のデータからも伺えるように、自分が住む以外の住宅を1つ所有して、それを他人に貸すというのも不動産投資といえるのです。これは今注目されている投資の一つでワンルームマンション投資ともいわれています。特に若い年代の方が興味関心を抱いているようで、現在では20~40歳代の方が借家用に住宅購入を考えているとの声がよく聞かれます。

まとめ

一見すると、どうして自分が住む以外の住宅が必要なのかと思ってしまいますが、借家用住宅を購入するのは、とても賢いやり方だといえるでしょう。近年では借家用住宅を上手に利用しようという考えが浸透してきたことが伺えます。